マツオ分会 初の全日スト 労働者の使い捨て許さない

週刊『前進』04頁(3353号04面05)(2024/07/15)


マツオ分会 初の全日スト
 労働者の使い捨て許さない

(写真 スト当日、朝の社前ビラ配りとスタンディングに総勢26人の仲間たちが結集した【7月1日 東京都渋谷区】)


 7月1日、東京西部ユニオン・マツオインターナショナル分会は全日ストライキを決行しました。
 マツオインターナショナル資本は6月、3期連続となる一時金ゼロを発表。こんなのではもう生きていけない! その中で、若手労働者の退職が急増しています。マツオ資本の攻撃の核心は、「生きられない・絶望する職場」を意図的につくり、退職を促進する「追い出し攻撃」です。この先にあるのは事業の大規模縮小と大量解雇です。労働者を使い捨て、自分だけが生き延びようとするマツオ社長に今こそ怒りをたたきつけよう! とユニオンで徹底討論し、団結を固めてストを決断しました。
 スト当日、朝の社前ビラ配りとスタンディングには総勢26人の仲間たちが結集。出社する労働者にビラを配り、「ユニオンに入って共に闘おう」とアピール。現場労働者は緊張しつつも次々にビラを受け取り、ストに応えてくれました。社長は逃亡して出社せず、偵察に来た労務担当役員がスタンディングに難癖をつけましたが、怒りに包囲されて泡を食って退散する場面も。始業時刻に合わせてスト突入を通告、社前でシュプレヒコールを上げ、近くの会場でスト決起集会へ。集会では、参加者から「労働者は実力闘争を求めている」「階級対立を鮮明にさせて闘おう」「今回のストこそ決定的」と次々に語られました。岸田政権は「国力」の全てを戦争に集中させるため、マツオのような中小企業を国策として整理・淘汰(とうた)しています。一時金ゼロ問題は戦争問題であり、今回のストはマツオと岸田を同時に打つストだと深く一致し固く団結しました。
 その後は昼休みに社前スタンディング、午後3時からは代々木駅前でストライキ決行アピールと反戦の街宣、終業時刻の午後6時半に合わせてスト解除を通告し、退勤する現場の仲間たちにスト貫徹をアピールしました。この一日行動に多くの仲間が駆けつけてくれました。団結とは、実力闘争とはこれなのだと職場の仲間に鮮明に示せたことが、このストの決定的勝利です!
 人生初のストで私がつかんだことは、「労働者は闘いを求めている」ということです。団結して頑張りましょう!
(東京西部ユニオン・丸田雅臣)

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