全基地撤去の怒り噴出 7・6辺野古現地に1200人
NAAの虚偽主張許すな
耕作権裁判 9・30最終弁論へ結集を
7月6日、炎天下で沖縄・辺野古現地行動が取り組まれ、主催者発表で1200人が結集した。新資材搬入口とキャンプ・シュワブ正門前(テント前)を人間の鎖でつなぐ行動に、改憲・戦争阻止!大行進沖縄も5人でビラまきを行った。「米兵による性暴力と日米政府による隠蔽(いんぺい)を徹底弾劾する」声明文を約600枚配布した。
激しい怒りが噴出して「全基地撤去」のプラカードが掲げられ、それを訴える発言者が何人もいた。しかし、中には「かつての翁長さんのように頑張りたい」と言う人もいた。2016年の女性殺害事件に対する沖縄県民の世論調査で「全基地撤去」が最多だったにもかかわらず、「オール沖縄」は当時の翁長雄志県知事や保守系議員の顔色をうかがい、「海兵隊の撤退」というスローガンに切り縮めた。「オール沖縄」の下で「全基地撤去」の怒りはゆがめられる。大行進運動がもっと前面に立って牽引(けんいん)していくことが求められている。
6月28日の名護市安和での警備員死亡事故で大けがをした女性の姉が発言した。大したけがではないような報道がされたが、実際は重体に近いものだった。意識が朦朧(もうろう)とし大腿(だいたい)骨骨折の手術も大変だったという。やっと回復してきた本人が「骨は折れても心は折れていない。また闘いの現場に復帰したい」と語っていたそうだ。戦闘性がほとばしっている。
「反対運動をやるから警備員が死んだ」というキャンペーンを打ち破って、事故の全責任は、工事を強行している岸田政権、工事を急がせ無謀な誘導をさせている防衛省とその手先にあることを訴えよう。
ゼネスト、反戦デモの爆発こそが日米安保粉砕・全基地撤去を実現していく道だ。5・15闘争、6・23岸田弾劾行動を闘った大行進沖縄の闘いの地平をさらに発展させ、巨万の労働者民衆と結合し沖縄闘争の爆発を促進していく決意である。
(改憲・戦争阻止!大行進沖縄 鈴木哲也)