8・9ナガサキ行動に結集を 世界核戦争を絶対とめよう
週刊『前進』04頁(3353号03面03)(2024/07/15)
8・9ナガサキ行動に結集を
世界核戦争を絶対とめよう
8・9ナガサキ反戦反核行動実行委員会から発せられた、今夏8・9長崎闘争への呼びかけ文を掲載します。(編集局)
被爆79年となる今夏、8月6日広島平和記念式典にはパレスチナ民衆虐殺に手を染めるイスラエル代表が参加しようとする一方で、反戦反核デモの参加者が戦前来の治安弾圧法で不当逮捕・起訴され、原爆ドーム前は集会禁圧のために鉄柵で封鎖されようとしています。絶対に許すことはできません!
集会禁止の弾圧を実力で打ち破り、ヒロシマ・ナガサキから核廃絶・戦争絶対反対の声を上げましょう!
4月10日に行われた日米首脳会談は「日米同盟発足以来、最も重要なアップグレード」を確認。「米軍と自衛隊の指揮統制の連携強化」や「兵器の共同開発」などに踏み込み、統合された軍事同盟に転換することを宣言しました。
昨年のG7(主要7カ国)広島サミットにて「G7保有の核兵器は防衛目的のために役割を果たす」と宣言し、その拡大配備を正当化した日米政府は今、沖縄・九州を丸ごと「戦域」に設定し、大軍拡と軍事演習を繰り広げて、台湾有事=中国への全面的な侵略戦争を構えています。それは核武装する大国同士の全面衝突であり、まさに第3次世界大戦と全面的な核戦争の現実化に他なりません。絶対に、絶対にこれを止めなければなりません。
対立国の「脅威」を煽(あお)り、「自国防衛」を掲げて進められる戦争の真の原因は資本主義・帝国主義の歴史的破産にあります。
戦後体制の基軸であったアメリカの支配力はいま急速に瓦解(がかい)し、日本をはじめ存立の危機にある全ての国の支配者は経済・社会を丸ごと軍事化し、世界を分捕る強盗戦争・侵略戦争にのめりこんでいます。それで利益を得るのは軍需産業など一握りの資本家に過ぎず、私たちが得るものは何もありません。腐敗・破産した支配者を打ち倒し、彼らの利益のための戦争を阻むために立ち上がる時です。
来たる8月9日、全世界で内乱的激突に決起する民衆と連帯し、核と戦争の廃絶を実現するために、改憲・大軍拡の岸田政権を打倒するデモに立ち上がりましょう!