反戦デモに青年が続々合流 渋谷

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週刊『前進』04頁(3353号01面02)(2024/07/15)


反戦デモに青年が続々合流 渋谷

(写真 青年・学生を先頭に「労働者民衆の行動で世界戦争をとめよう」と訴え渋谷デモ【7月6日】)

 「青年・学生の行動が世界戦争をとめる!渋谷反戦集会・デモ」が7月6日、東京青年労働者交流集会実行委員会と改憲・戦争阻止!大行進東京の共催で行われた。渋谷区立勤労福祉会館の集会は150人超が結集。スクランブル交差点を通るデモは200人を超え、沖縄少女暴行事件やガザ大虐殺を弾劾し中国侵略戦争・核戦争阻止、岸田打倒の叫びをとどろかせた。
 集会では、青年労働者と学生が発言に立ち、沖縄少女暴行事件への怒りと、実力で岸田を倒す決意がみなぎった。冒頭、司会の青年が「今は新たな戦前どころか戦時下。戦争阻止を訴え渋谷の街へ」と発言。基調報告は初めてストライキに立った東京西部ユニオンの丸田雅臣副委員長。「都知事選に青年・学生の選択肢はない。人生をかけ実力で世界戦争・核戦争を止めよう」と渾身(こんしん)のアピールを発した。神奈川の青年は本土における安保・沖縄闘争を訴え、自治体の青年は実力で改悪地方自治法を粉砕し反戦反核を闘う労組を再生させる決意を表明。大行進千葉の青年は武器見本市粉砕へ闘うと語り、最近の街宣で初めてマイクを握った青年がカンパアピール。大行進東京から一陽会労組の坪井静委員長が第2波ストを報告した。
 全学連の女性は「性暴力の連鎖を止めるのは戦争に絶対反対を貫く労働者・学生の闘いだ」と発言。もう一人の学生は「今こそ大坂さん、星野さんが闘った渋谷暴動を継承し、日帝打倒を」と熱烈に訴えた。
 動労総連合水戸の照沼靖功委員長が鉄道の軍事輸送を阻む決意を述べ、8・6広島への総決起を訴え集会をまとめた。参加者は若者であふれる繁華街にうって出た。都知事選投票を翌日に控える中、戦争阻止・岸田打倒のデモは、青年・学生の未来は都知事選ではなく、ストやデモの実力行動にあることを示した。沿道の人々は手を振り応え、パレスチナ連帯を叫び、あるいは沖縄の怒りを共にし、デモに続々合流した。
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