団結ひろば 投稿コーナー

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週刊『前進』04頁(3352号04面03)(2024/07/08)


団結ひろば 投稿コーナー

水平同盟が髙田君激励行動
 全国水平同盟 錦織 進

 髙田暁典君への新たなでっち上げ不当逮捕を絶対に許さない。6・27弾圧は、8・6弾圧の破産の表れだ。髙田君と4人の仲間の完黙非転向の闘いは、新たな労働者・学生・住民の決起の号砲となっている。追い詰められているのは国家権力・岸田政権だ。
 6月29日、全国水平同盟は、京都市内で行った執行委員会で7月21日の第13回大会の成功に向けた議論を深めた。大会で8・6弾圧粉砕の特別決議を上げ、8・6広島1千人決起の先頭に立つことを確認した。
 執行委員会終了後、髙田君が勾留されている京都府警中京署前に久原正子委員長、平山和典事務局長を先頭に7人で登場し、マイクで訴えた。
 久原委員長は、「再逮捕を絶対に許さない。職場の同僚も患者さんも怒っている。京都府警は直ちに獄中の仲間を釈放せよ! 8・6に1千人で決起するぞ。獄中の仲間がんばれ!」、平沼事務局長は、「8・6弾圧は戦争攻撃そのものだ。地域・職場から中国侵略戦争反対の怒りの声を組織し、弾圧を粉砕するまで全国水平同盟は闘う。完黙非転向で権力弾圧を粉砕しよう」と呼びかけた。
 西郡支部の佃文弘書記長は、「西郡支部は弾圧を絶対に許さない。再逮捕された同志は、いつも西郡闘争の先頭にいたかけがえのない仲間だ。団結して闘う。京都府警は直ちに仲間を釈放せよ!」と訴えた。
 中京署の権力は、われわれの迫力ある訴えに圧倒されたか、遠くから見るだけで、何一つ手出しができなかった。

JP労組大会で反戦を訴え
 労組交流センター郵政労働者部会

 6月20~21日、JP労組第17回定期全国大会が新潟市内で開かれました。新潟県労組交流センターと郵政労働者部会は会場前で宣伝活動を展開しました。
 大型バスで会場に到着した代議員に次々とビラを手渡し、計250枚を配布しました。JP労組幹部は会場への入場を促すだけで、ビラの受け取りを妨害することもできません。私たちは、「戦争絶対反対で闘おう!」「会社と一体で労働強化を叫ぶJP労組中央本部を追及しよう!」「2007年以来の郵政民営化は破綻した。今こそ職場から闘う労働組合をよみがえらせよう!」「反戦デモとストライキ方針を確立しよう!」と力いっぱい訴えました。
 日本郵便は今年10月から、郵便料金を30年ぶりに大幅値上げしようとしています。郵政資本は「生産性向上」を叫んで、さらなる合理化、過重労働、低賃金の攻撃を強めています。JP労組中央はそれと闘うどころか積極的に協力し、労働組合にとって最重要の任務である戦争反対の闘いも完全に放棄しています。
 しかし、20万人を超えるJP労組組合員が団結して本気で立ち上がれば、疲弊した職場も、岸田政権の戦争政治も必ず変えることができます。連合労働運動を打ち破る闘いを郵政職場からもつくり出していこう!

警備員は反戦で立ち上がる
 東京都大田区 反戦警備員

 6月28日、名護市の安和桟橋で辺野古新基地建設に抗議活動中の女性と警備員の男性が、埋め立て用の土砂を運ぶダンプカーにひかれ、男性警備員が死亡した。岸田政権による軍備増強と在日米軍基地の強化で警備労働者が殺されたことに激しい怒りでいっぱいだ。
 辺野古では1年ほど前に警備会社が変わった。工事に従事するダンプ運転手は、土砂搬入スピードアップのために無理な交通誘導をされるようになったと語る。まだ人がいるのに発進の合図を出され、事故になりかけたことが何度もあったそうだ。
 今回の事故でも、運転手は発進の合図を出されている。起こるべくして起こった事故だ。基地建設のために労働者が殺されたのだ。
 戦争情勢が緊迫すればするほど、抗議闘争参加者と警備員が対立する場面も増える。警備員に敵意を抱く活動家も多い。しかし、戦争が起これば両者とも戦争に動員されるのだ。そのことに警備労働者が気づく日は必ず来る。
 全国で働く警備員は58万人。警察権力を補完する役割を担う警備員が反戦で決起すれば、国家の暴力装置は土台から揺らぐ。だから警備会社は警備員に「反基地運動は違法行為を伴うもので、公共の安全と秩序の維持のために弾圧もやむをえない」と教え込む。だが、それは警備労働者の反戦決起を恐れる支配階級の分断攻撃にほかならない。
 戦争情勢下、警備労働者は必ず立ち上がる。目の前の警備員を反戦・反基地で獲得し、帝国主義侵略戦争を止める闘争に引き込もう! 日本帝国主義の足元から反戦の炎を燃え上がらせ、世界戦争・核戦争を阻止しよう!

許用皓さんをしのぶ会開く
 元教育労働者 沼田祐子

 6月30日、今年3月22日に逝去された許用皓(ホヨンホ)さんをしのぶ会が大阪市内で行われました。
 冒頭に「朝鮮戦争に反対する在日朝鮮人の会」の青年が「在日朝鮮人の会の代表として、また関西合同労組阪神支部の支部長として闘ってこられた許さんの遺志を引き継ぐ団結の場として本日の会を勝ち取りましょう」と開会あいさつ。
 参加者全員で「イムのための行進曲」を歌った後、この日のために作成されたDVD「許用皓同志〜闘いぬいた85年〜」が上映されました。生前の許さんの姿と肉声がよみがえってきて、胸に熱いものが込み上げてきました。
 関西合同労組執行委員長の主催者あいさつと献杯の後、民主労総・旭非正規職支会をはじめ多数の追悼メッセージが紹介されました。
 外登法・入管法と民族差別を撃つ関西集会実行委員会の木下浩平さんが、同胞である金元重さんの「許用皓さんは〈分岐〉と〈非和解の闘い〉をいかにして勝ちとったのか」と題するメッセージを読み上げました。許さんへの深い尊敬と感謝の気持ちが込められており、参加者一同の胸を打ちました。
 和やかな雰囲気の中で許さんの仲間や友人からの発言が続きました。婦人民主クラブ全国協議会・関西ブロックの山本美知子さん、関西合同労働組合南大阪支部恭誠社分会の富田真理さん、改憲・戦争阻止!大行進・兵庫の林善子さん、関西労組交流センターの深町加代子さん、革命的共産主義者同盟、「かねひろ解雇撤回闘争」を闘ってきた関合労・阪神支部の組合員、東京や神奈川で入管法改悪阻止を闘っている仲間から発言がありました。
 最後に司会者が全参加者の思いをまとめ、「許さんとの思い出は、今後も私達の闘う指針であり、エネルギーになります。民族・国籍・国境を越えて団結し、国際連帯の力で世界戦争を必ず止めましょう」と締めくくりました。

街頭で大坂署名を呼びかけ
 福島市 小松勝子

 街頭で「沖縄闘争を闘った大坂正明さんは無実、一審懲役20年破棄・無罪判決を求めます」と書いた前垂れを示しながら署名を呼びかけています。
 80歳前後の男性は近づいてきて「大坂さんてどういう方ですか」と尋ね、「おじは沖縄で戦死しました」と語り、今の沖縄にも怒りを表していきました。テレビ番組「映像の世紀」を見ているという男子高校生は「新たな戦前」に危機感を示し、「署名集まりますか?」と労働者民衆の反応を気づかっていました。
 原発事故損害賠償集団訴訟で不当にも上告が退けられた状況下、原告と思われる夫妻が「最高裁までもっていって!」と力強く激励。女子大学生や女子高校生グループの真剣で親身な受け止めには感動します。
 何十分も応じる人がなく心が折れそうになっていた時、通り過ぎた70代と50代の母娘が戻って来て「沖縄なの」と応じ、「沖縄の人は大変なのよね」と語っていきました。私は目がうるんできて「勝利できる」と確信がわいてきました。一人でも多くの人に訴えなければと思います。それは大坂さんからの通信や集会のメッセージに触れるにつけ思うことでもあります。
 大坂奪還の闘いを福島の労働者民衆に訴えていくことが、「反戦・反核・反原発」の拠点として福島の闘いを押し上げるために必須であることに、街頭で労働者民衆に接しながら最近気づきました。可能な限り署名を呼びかけていきたいと思います。

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