狭山再審棄却するな 東京高裁に申し入れ・デモ

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週刊『前進』04頁(3351号02面05)(2024/07/01)


狭山再審棄却するな
 東京高裁に申し入れ・デモ

(写真 裁判所前では行進を止めて、再審棄却を狙う東京高裁を弾劾。警視庁・公安の弾圧を粉砕してデモを闘った【6月24日】)


 6月24日、全国水平同盟、部落解放東日本共闘会議、東京労組交流センターの呼びかけで、狭山第3次再審闘争の勝利に向けた東京高裁包囲デモと要請行動が闘われました。正午からのデモには、全学連を先頭に40人が結集。検察庁、警視庁、裁判所がある霞が関一帯に「石川さんは無実だ。事実調べ・再審を行え」の声を響かせました。
 午後1時半から東京高裁要請行動を行いました。水平同盟の久原正子委員長が戦時下での解放運動潰しの攻撃を弾劾し、不屈に闘う石川一雄さんと団結して狭山闘争に勝利することを宣言。西郡、高槻、京都崇仁・東三条、徳島の各支部の要請書を提出しました。杉並支部、広島解放共闘、動労総連合水戸、全学連、東京の各地区労組交流センターが次々に要請書を読み上げました。訟廷管理官は高圧的に時間制限を繰り返しましたが、「第3次再審で18年間も石川さんの無実の訴えに耳を貸さず、事実調べをやらないことが問題だ」との要請団の声に沈黙しました。
 この日の要請行動は怒りの渦と化しました。狭山闘争は国家権力との非和解の闘いであり、部落差別による帝国主義の階級支配を打破する闘いです。昨年12月に就任した家令和典裁判長に対する「期待」や「楽観」は武装解除につながります。決戦局面の狭山闘争の勝利を実力闘争でかちとろう。再審棄却を絶対に許さず、下山鑑定を始め11人の鑑定人尋問とインクの鑑定を行わせ、事実調べ・再審開始をかちとろう。戦争と差別に反対し、岸田政権を打倒しよう。
(全国水平同盟杉並支部・狩野正幸)

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