暴処法弾圧粉砕へ集会 改憲・戦争阻止!大行進関西 「8・6」1千人大結集誓う
週刊『前進』04頁(3351号02面03)(2024/07/01)
暴処法弾圧粉砕へ集会
改憲・戦争阻止!大行進関西
「8・6」1千人大結集誓う
(写真 広島の植野さんの報告に聞き入る参加者【6月22日 大阪市】)
6月22日、大阪市北区のPLP会館で改憲・戦争阻止!大行進関西の主催で「8・6ヒロシマ暴処法弾圧」粉砕関西集会が90人の結集で開かれた。暴処法弾圧を粉砕し、日米帝国主義の中国侵略戦争を8・6ヒロシマ1千人決起で迎え撃つことを参加者全員が決意する集会となった。
改憲・戦争阻止!大行進関西代表代行の木下浩平さんの主催者あいさつに続き深町加代子さんが基調報告を行った。8・6暴処法弾圧は、全人民の反戦・反核の拠りどころである「8・6ヒロシマ」をつぶす攻撃だと弾劾し、5人の防衛・奪還と中国侵略戦争阻止の闘いを一体で爆発させようと訴えた。続いて8・6ヒロシマ暴処法弾圧を許さない会事務局の植野定雄さんが報告を行った。大坂正明さん裁判を担当していた検事を広島高検に異動させ、膨大な証拠提出と30人に及ぶ警察官の証人申請など、権力はなりふり構わず強権を発動し、分離公判をも狙っている。植野さんは「敵も必死だが、我々も最高の弁護団と被告団でガチの勝負に入っている。必ず勝利しよう」と訴えた。
地域医療交流会の西沢いづみさんは、「私たちは屈服せず諦めないで立ち上がろう。軍事優先の社会を止めよう」と表明した。
次に全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部の武谷新吾副委員長が、京都3事件での湯川裕司委員長への懲役10年の求刑を弾劾し、引き続きの支援を訴えた。そして、5人が勾留中の広島拘置所への激励行動や、もっと保釈の圧力をかけるべきだと今後の運動にとって重要な提案を行った。
被告の西納岳史さんの父親の弘さんが登壇し、「岳史が皆さんと団結して一緒に闘う、そういう後押しが5人の解放につながる」と発言した。八尾北医療センター労組の藤木好枝委員長は、デイサービスで働く髙田暁典さんの逮捕に怒って被爆者である利用者が発した「一刻も早く取り戻したい」という声を紹介した。
北摂労働者集会実行委員会であり関生支部の矢島竜次さん、高槻医療福祉労組の青年労働者、八尾北医療センターの末光道正医師、全学連の発言が続いた。
最後に、許さない会事務局が、①共同抗議声明と釈放要求署名の拡大、②被告の防衛・激励、③8・6広島・原爆ドーム前1千人大結集の行動方針を提起し、集会を締めくくった。
(近畿救援会・見谷渉)