団結ひろば 投稿コーナー
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沖縄戦繰り返さぬ決意新た
関東学生 高橋徹次
私の大学では、沖縄現地闘争に先駆けて「沖縄を再び戦場にさせない!」をテーマに反戦学習会を行いました。自ら資料の調査・学習をする中で、日本軍の住民に対する暴虐や、戦後自らの延命のために沖縄を売り渡した昭和天皇への怒りを強く感じました。その上での沖縄闘争だったので、感じたもの、得たものも大きかったです。
まず沖縄に来て驚いたのは、米軍基地の存在です。行く先々に巨大な基地が鎮座しており、沖縄がいまだに「基地の島」であることをひしひしと感じました。また、戦跡めぐりでは沖縄戦の激しさを肌で感じ、これを絶対に繰り返してはいけないという決意を新たにしました。
何より感じたのは、軍事要塞(ようさい)化と対決する沖縄人民の闘いの高揚です。陸自勝連分屯地前や国際通りでのデモでは、私たちの「安保粉砕・全基地撤去」「戦争反対・岸田打倒」のコールに多くの人が応えてくれたのが非常に印象的でした。辺野古現地闘争では、代執行にも全くひるまず闘い続ける現地の方の姿に感銘を受けるとともに、400人の座り込みで土砂搬入を完全に阻止し、闘えば勝てるという展望をつかみました。
私たちの闘いはこれで終わりではありません。沖縄の熱気を本土に持ち帰り、6・9芝公園、そして8・6ヒロシマへ、日帝打倒の闘いを駆け上がっていきたいです。
労働者の命と権益を守ろう
中国人労働者 R
私は在日外国人労働者として、労働者権益について考えています。イスラエル軍がガザの人々を公然と虐殺し始めたことから、戦争と労働の関係について考えるようになりました。そして、「資本主義の下では、人命と労働者の権益は資本家の利益のために犠牲にされるものである」という結論に至りました。
沖縄闘争に参加し、この認識がさらに深まりました。沖縄の人々の労働生活は、帝国主義の戦争と深く結びつけられています。第2次世界大戦前の軍需生産や、沖縄戦時の日本軍による住民の虐殺をはじめ、労働者の生活のすべてが帝国主義の戦争に巻き込まれていました。そして今日でも、現実は変わっていません。労働者の権益はおろか、命の安全も常に戦争の危険に脅かされています。剰余価値を搾取するだけでなく、資本主義を維持するために労働者の命の安全さえも顧みない。このような不条理な秩序が私たちの生活を支配しています。
世界革命が帝国主義の秩序を打倒しない限り、労働者の命の安全と労働権益は真に保障されません。沖縄の人々の反戦・反基地闘争は毎日行われており、日々闘い続けるおじいさんやおばあさんに非常に感動しています。私ももっと積極的に活動したいと思っています。国際的に団結し、共に反帝国主義闘争に参加しましょう。努力して闘い、労働者の命と労働権益が保障される明るい未来を迎えましょう!
本土で沖縄闘争つくり出す
首都圏学生 柄崎仁成
私は今回初めて沖縄闘争へ行った。
1日目はまず沖縄各地の米軍基地を目の当たりにした。住宅地をはるかに上回る大きさの基地には驚いた。これが侵略に使われると分かればなおさら嫌悪感は増すし、かつてここで朝鮮人、中国人の労働者が虐殺されたことを知ると心が痛むばかりだった。陸自勝連分屯地への抗議とその後のデモでは、デモ隊への歓迎の声に感動した。我々の闘いは歓迎されていると知ることができた。
2日目は一番印象に残った。ガマ体験と資料館で沖縄の血まみれにされた歴史を見ると言葉も出ない。何よりも日本軍が、天皇が延命のために沖縄に持久戦を押し付け、多大な犠牲を出したことに怒りを覚えた。なぜヒロヒトが平穏に寿命を迎えられたんだ! と。
3日目の辺野古座り込みでは工事を止め、陸自那覇駐屯地への抗議もやり抜いた。辺野古で365日抗議をしている現地の人には頭が上がらなかった。
たった数日で本土に帰ったのは残念だが、本土でこのような闘いをつくり出すことが重要になると思う。
沖縄現地で新たな目標獲得
首都圏 K・M
在日米軍専用施設の7割が集中する沖縄へ、人生で初めて行きました。
まず印象的だったことは、東アジアで最も広い米軍基地「嘉手納基地」です。どこまでも続く基地の広さに圧倒される思いでした。
沖縄の高い貧困率の背景にも、米軍基地があると聞きました。戦争に直結する軍事基地に膨大な金が流れ込む一方で、沖縄の人々の土地が奪われ、生活に深刻な被害が及び、さらに基地のために産業が破壊され、経済苦に陥った沖縄の労働者が基地労働に取り込まれているのです。
辺野古新基地計画など破綻しているのに、反戦運動をつぶすために工事を推し進め、沖縄の人々に敗北感を強制しようとしている。こうして日帝は、沖縄に「総動員体制」を敷こうとしているのです。
「基地」と「原発」は日本の資本主義経済の、差別と搾取の縮図です。基地や原発への経済的依存の強制を通して、その地域の戦争動員が狙われます。
軍事的な占領状態が続く沖縄現地を実際に訪れて、資本主義社会には心底絶望したのですが、そこから連帯と団結の希望を共につくり出す目標に向かって決起しました。この闘いは、アメリカの軍事占領の元凶である日米安保を粉砕し天皇制を打倒する決死の闘いから、反戦を貫き、差別と搾取のない社会を実現化させる道を確実に開きました。
「連帯」の重要性強く実感
京都大学 夏木 陽
沖縄に行くのは初めてで、米軍基地の圧迫感や銃を構える自衛隊、そしてガマや資料館で見た様々な展示に大きな衝撃を受けた。だがその後の集会やデモで、できることがあるのだと思って希望を感じた。
沖縄の現実に衝撃を受け、さらにその衝撃を現在のものとしてとらえ、何かしなければと思うのは、ある意味簡単で、一人でもできることだと思う。だが、そこから行動し、闘うことは、一人では決してできないことだ。デモ中に窓から顔を出して手を振る住民や、飛び入り参加する沿道の人たち、辺野古で座り込んだ400人、問題意識や感想を共有し合いながら言葉を駆使し体を張って実際に行動を続ける労働者や全学連の人々と共に行動した3日間を通して、「連帯」という言葉の意味、そして実際に「連帯」することの重要性を強く感じた。
「戦争は自然現象ではない」という話が印象に残っている。「自然現象じゃないから止められる」と思うと活動に参加する意味がより明らかになると思った。
差別などに関して、当事者ではないので向き合っていく自信がないという発言に対し、「知る」ことも闘いのうちだと答えている人がいて、奮い立たされた。3日間を通じて得たのは、これからも向き合い「知り」「連帯する」ところから、闘っていきたいという意志だと思う。