大行進兵庫 反戦フィールドワーク 「神戸港を戦争に使わせない」

発行日:

週刊『前進』04頁(3345号03面05)(2024/05/20)


大行進兵庫
 反戦フィールドワーク
 「神戸港を戦争に使わせない」

(写真 ドックに停泊する潜水艦【5月4日 兵庫県神戸市】)

(写真 神戸港付近の碑巡りをする大行進兵庫の仲間たち)


 5月4日、改憲・戦争阻止!大行進兵庫は「神戸港を戦争に使わせない」を掲げてフィールドワークを行いました。
 神戸港巡りの船に乗ると、船上からは三菱重工と川崎重工のドックの潜水艦がよく見えます。改めて神戸が軍港であると認識を強くしました。3月に行われた海上自衛隊の潜水艦「らいげい」の進水式には、初めて近隣の小学5、6年生が参加させられています。参加者からは「三菱重工は神戸市で一番大きい事業所だ。そこで働く労働者と自治体労働者が団結して闘えば戦争は止められる」と感想が述べられました。
 神戸港では戦前から軍需産業が発展していました。フィールドワークの準備をする中で、改めて神戸が政財界一体で帝国主義の政策のもと「発展」してきたことがはっきりしました。その中で労働者は組合をつくり、殺されながらも闘い、川崎造船所の争議では日本初の8時間労働制を勝ち取っています。
 朝鮮人労働者の碑には、神戸電鉄の建設工事の劣悪な労働環境下で亡くなった朝鮮人労働者の像と13人の名前が刻んであります。多くの中国人や朝鮮人、捕虜が戦争の中で軍需工場に駆り出され、空襲で殺されました。そのうえに再び中国侵略戦争をやるというのか! 怒りで胸がいっぱいになります。
 3月24日の兵庫反戦集会では「神戸港を戦争に使わせない」というビラがよく受け取られました。軍需工場で働く労働者への呼びかけや、職場で戦争協力を拒否する闘いに団結して取り組む思いを新たにしています。
(改憲・戦争阻止!大行進兵庫 自治体労働者・取闘和平)

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