福島で反戦反核デモ 沖縄・広島と熱く連帯

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週刊『前進』04頁(3345号03面04)(2024/05/20)


福島で反戦反核デモ
 沖縄・広島と熱く連帯

(写真 熱い共感に迎えられて反戦デモは大成功した【5月12日 福島市】)

 5月12日、3・11反原発福島行動実行委員会は、福島反戦集会・デモを22人の参加でかちとった。デモの先頭には「中国侵略戦争阻止」「日米安保=戦争同盟粉砕」の横断幕。「戦争と腐敗の岸田倒せ」などのボードを掲げ、「怒り福島」「動労総連合水戸」などのノボリを立て、「中国侵略戦争とめよう」「戦争進める岸田を倒そう」のコールを響かせた。沿道ではコールに合わせ拳を振る高校生もいた。福島駅前広場では、デモ隊は絶大な注目を浴び、熱い共感のまなざしに迎えられた。
 デモに先立ち、午後1時から福島市民会館で集会を開催した。基調報告に立った実行委共同代表の椎名千恵子さんは、日米同盟の中国侵略戦争同盟への転換を明らかにし、その核心となる南西諸島の軍事要塞(ようさい)化、沖縄の「再びの戦場化」を絶対に許してはならないと訴えた。また核戦争の現実性に対して、福島こそが「核戦争を断絶」する存在だと強調。そして広島市による反戦・反核集会禁圧を弾劾し、5月の闘いから6・9反戦闘争(芝公園)への総決起をかちとり、8・6広島闘争へ攻め上ることを宣言した。
 討論では、動労総連合水戸、改憲・戦争阻止!大行進茨城、同ぐんま、同栃木、そして新潟県労組交流センターと全学連の仲間が発言に立ち、中国侵略戦争阻止、安保粉砕・日帝打倒に向けた決意を明らかにした。集会のまとめを実行委の吾妻和位さんが行うとともに、5月沖縄現地闘争に決起する自身の決意を述べ、全参加者が拍手で応えた。
 3・11実行委は、反戦闘争をいかにつくり出すのかを何度も議論し、この日の闘いに臨んだ。今年の3・11福島行動では、実行委として「米日帝の中国侵略戦争阻止の闘いを第一の任務として掲げ、福島の地においてこそ中国侵略戦争阻止、核武装・核戦争を絶対に許さない巨大な反戦デモ、実力闘争を組織する」と宣言した。決起した闘う仲間たちと共に、その確かな基点を打ち固めたことを報告します。
(3・11反原発福島行動実行委員会 安斎則夫)
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