横田基地に迫り実力抗議 大行進三多摩 戦争司令部化許さぬ

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週刊『前進』04頁(3345号03面01)(2024/05/20)


横田基地に迫り実力抗議
 大行進三多摩
 戦争司令部化許さぬ

(写真 「新たな横田闘争を切り開く」決意に燃えて力強くデモは進んだ【5月12日 東京都福生市】)


 5月12日、改憲・戦争阻止!大行進三多摩実行委員会の呼びかけで「横田を中国侵略戦争の司令部にするな!」を掲げて福生市内で横田反基地デモを行いました。東京各地や神奈川、三里塚から100人の仲間が結集して闘い抜きました。
 4月10日の日米首脳会談を踏まえ、中国侵略戦争のために横田基地に置かれた在日米軍司令部の強化が狙われる中、今回の横田デモはこれまでのレベルを超える横田闘争として、安保・沖縄決戦に挑戦し、権力・右翼の闘争破壊を粉砕して地元の怒りと結びつくデモと、実力の申し入れを実現しました。
 右翼は街宣車9台で現れ、爆音でデモや申し入れを妨害してきました。警察がやりたい放題やらせたのです。しかしそれは、私たちの怒りと闘争心にますます火をつけました。
 デモ前のリレーアピールでは、大行進三多摩の青年が「横田を中国侵略戦争―世界戦争の司令部にする攻撃と真っ向から対決し、新たな横田闘争を切り開こう。沖縄では『二度と沖縄戦を繰り返さない』と連日闘い、自衛隊の新訓練場建設を白紙撤回に追い込んだ」と展望を語り、「中国が攻めてきたらどうするという人がいるが、中国を挑発しているのは日本やアメリカ帝国主義だ。帝国主義戦争をなくすためには戦争を進める政府を倒す世界革命が必要だ。その力は私たち労働者階級にある」と力強く訴えました。三里塚現地闘争本部、大行進神奈川や大行進練馬、多摩連帯ユニオン、地元の労働組合、全学連からも烈々たる闘いの決意が表明されました。
 デモでは、「中国侵略戦争やめろ!」「横田を戦争の司令部にするな!」のコールに対して、子どもたちや住民が手を振って応え、青年が拳を上げてデモに入ってくるなど、かつてない反応がありました。
 デモ終了後、横田基地第2ゲート前に移動して横田基地の航空自衛隊に戦争司令部化中止を求める申し入れをしました。続いて申入書を受け取ろうとしない在日米軍司令部に向かおうとすると、米軍は慌ててゲートを閉め、警察も妨害しに来て激突になりましたが、実力で阻止線を突破。信号を渡ってゲートの目の前まで迫り、全員で怒りのシュプレヒコールをたたきつけました。安保粉砕・基地撤去へ闘うぞ!
(改憲・戦争阻止!大行進三多摩実行委員会 内田晶理)

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