団結ひろば 投稿コーナー

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週刊『前進』04頁(3344号04面04)(2024/05/13)


団結ひろば 投稿コーナー

獄壁超えて団結し共に闘う
 8・6広島暴処法弾圧被告 松木誉明

 戦時下の反戦闘争を闘うすべてのみなさん! 8・6暴処法弾圧を獄中で闘う仲間のみなさん! 私たちは昨年8月6日、軍事費2倍化、敵基地攻撃能力を保有して中国侵略戦争に突き進み、G7の核を肯定する岸田首相の広島平和記念式典出席を弾劾しました。怒りの声は岸田首相を直撃しました。大打撃を受けた岸田は、右翼の妨害をはね返したスクラムを「広島市職員に暴行した」とでっち上げ、暴処法弾圧に出て来ました。絶対に許さない! 岸田を打倒する大反戦闘争をたたきつけてやりましょう。
 暴処法は治安維持法と共に戦前、労働運動、農民運動、部落解放運動を弾圧した治安弾圧法です。戦後も生き残り、国労5・27臨時大会闘争弾圧、法政大学生運動弾圧にもかけられましたが、共に無罪で勝利しています。今回も勝利しましょう!
 さて、差し入れで「太陽のない街」(徳永直)を読む機会を得ました。モデルとなった共同印刷ストライキも、暴処法が制定されたのも1926年です。1910年大逆事件後の「冬の時代」からロシア革命、米騒動を経て、労働運動は高揚期を迎えていました。
 団結して闘う労働者の力強さ。それを敵視し絶滅しようとする資本家階級。暴処法が制定された時代を読み取ることができます。
 闘いの中で女性労働者が生き生きと力強く描かれています。ストライキが力尽きようとする時、闘いの旗を守るために立ち上がったのは青年労働者と婦人たちであったということも。
 暴処法弾圧を打ち破る力は、団結して闘う労働者だと確信できます。戦争に突き進む岸田政権を倒す反戦反核ヒロシマの大隊列を8・6原爆ドーム前に登場させましょう。獄壁を越え共に闘います。

高崎の反戦デモに大反響!
 改憲・戦争阻止!大行進ぐんま 高梨京子

 4月20日、改憲・戦争阻止!大行進ぐんまは、集会とデモ行進をしました。
 「ドローンの眼」の上映と「非核・非原発・非改憲〜群馬の森朝鮮人追悼碑撤去から見る」のテーマで、関東大震災100年・朝鮮人犠牲者慰霊諸行事実行委員会の小野文珖さんから講演して頂きました。
 小野さんは「県立公園群馬の森」に追悼碑を立てた経過を述べ、「3月29日の強制撤去という暴挙は許せない。山本一太群馬県知事の強制撤去に対し抗議の宗教者声明を出して議員会館で集会を開催し、政府にも抗議文を渡した。その上で県知事は撤去の工事費3千万円まで要求してきた。今後も力を合わせて再建していきたい」と力強く話され、その行動力に勇気をもらいました。
 デモで高崎駅東口に着くと、デッキから見ている人がたくさんいました。大注目! アピールをすると立ち止まって聞いている女性がいたり、友達と一緒に若者がスマホで動画を撮り、通行中の人もスマホを構えていました。若い女性のアピールに注目が高いと感じました。若者をデモに誘ったところ途中まで来て参加には至りませんでしたが、今までにないことでした。合同労組で親子3人、高崎金曜行動の仲間など約30人の参加でした。
 「戦争反対」の力強いコール、太鼓ありの駅を一周するデモで、歩行者や車から手を振る人、大勢の人がスマホで撮影しているのには感動しました。行動中に打撲したことも忘れて最後まで参加しうれしかった!
 月一回のデモを続けることは大事。ウクライナ戦争、パレスチナ・ガザの虐殺に対し人々の根底からの怒りがある。戦争が激しくなり、世界の動き、日本の政治への怒りが行動につながることを確信し、今後も反戦デモを続けていこう!

『資本論』を読破し学習会
 九州・福岡 S

 私は九州・福岡で闘う元自治体労働者です。46年間働いて定年となり、その後も再任用で働きました。退職してからマルクス『資本論』に挑戦! 2年8カ月で読破しました。マルクスが40年の歳月をかけて執筆した『資本論』を読み終えたことは感慨深いものがあります。
 さらに福岡県労組交流センターの学習会で、「共産主義者」215号水樹豊著「『資本論』と現代革命」を参考にレポートをしました。『資本論』を革命の書として読むということはその通りです。「労働者階級の解放は労働者自身の事業である」「労働組合は、その活動が狭く利己的なものではなく、踏みにじられた幾百万の民衆を解放するものである」----労働者階級こそが階級社会を廃絶し歴史を動かす主体だと思います。
 第8章「労働日」は資本主義への怒りを込めて書かれており、労働者であれば誰でも理解できます。「我亡き後に洪水は来たれ! これがすべての資本家、すべての資本家国の標語なのである」----。しかし次に描かれるのは労働者が団結し、資本家に反撃していく姿です。「標準労働日の創造は、長い期間にわたり資本家階級と労働者階級との間に多かれ少なかれ隠然と行われてきた内乱の産物なのである」「労働者たちは団結しなければならない」
 日本帝国主義は中国侵略戦争へアメリカ帝国主義と共に突入しようとしています。労働者は闘わなければ資本家の奴隷となり、他国の労働者と殺し殺される運命に行き着きます。沖縄闘争を闘いましょう。8・6広島暴処法弾圧を粉砕し、5人を奪還しよう! 戦後革命をのりこえる革命を私たち自身の手で成し遂げましょう!

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