北延伸工事中止せよ 三里塚反対同盟が現地調査

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週刊『前進』04頁(3343号04面03)(2024/05/06)


北延伸工事中止せよ
 三里塚反対同盟が現地調査

(写真 現場を歩き、「工事をやめろ」と叫んだ)


 三里塚芝山連合空港反対同盟の呼びかけで4月24日、成田空港機能強化のB滑走路北延伸(3500㍍化)工事の現地調査=フィールドワークが行われた。
 午前10時、天神峰の市東孝雄さん宅前に集合。伊藤信晴さんが「沖縄と連帯し本日の行動を打ちぬこう」と一同に呼びかけ、自動車に分乗して十余三に移動し、伊藤さんと太郎良陽一さんを先頭に歩き出した。
 東関東自動車道にかかる橋を渡る。この一帯を途方もない量の土で埋め立て、東関道がトンネル化される計画で、現在は切り回し道路の建設工事が進んでいる。橋を渡り切ると延長滑走路造成現場が現れた。土がえぐり取られ赤い地肌をさらし、重機やダンプカーがせわしげに動く。上空にはジェット機が飛び交う。
 「機能強化反対! 工事中止せよ!」のシュプレヒコールを作業現場に響かせた。警備員があわてて無線連絡するが何ら手出しできず、ダンプは立ち往生し数珠つなぎに。「工事を今すぐやめろ!」「農地強奪に手を貸すな!」の怒りの声を、ダンプや重機の運転手、施工者・大成建設の作業員宿舎にたたきつけた。
 一行は県道115号線を北上し、滑走路延伸予定地を周回した。工事関係のダンプが行き交っている。かつてはここにも田園風景が広がっていたが、すでに「人の住めない場所」にされている。この情景を目に焼き付けて出発点まで戻り、「空港廃港まで闘おう!」と誓い合った。

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