大惨事を繰り返すな 尼崎事故弾劾し集会・デモ

週刊『前進』04頁(3343号02面04)(2024/05/06)


大惨事を繰り返すな
 尼崎事故弾劾し集会・デモ

(写真 事故現場に向かう怒りのデモは「尼崎事故弾劾、戦争反対」の声を響かせて進んだ【4月21日 兵庫県尼崎市】)


 2005年4月25日の尼崎事故を弾劾する総決起集会(主催/国鉄闘争全国運動・関西)が4月21日、雨をついてJR尼崎駅北広場でかちとられた。
 動労西日本の原田隆司委員長が「鉄道を戦争の道具にさせず、戦争反対、事故糾弾で闘おう」と開会あいさつ。山田和広書記長の基調報告は「事故の責任を認めない国とJRが戦争に突進している。反合理化・運転保安闘争と戦争絶対反対の闘いを」と訴え、「①中国侵略戦争のための日米首脳会談と8・6広島暴処法弾圧、関西生コン支部弾圧や港合同昌一金属支部への攻撃は一体だ、②地方自治法改悪とローカル線廃止は戦時国家改造の攻撃だ、③これにストライキで反撃しよう」と提起した。
 国鉄闘争全国運動の呼びかけ3労組が発言し、動労千葉の川崎昌浩執行委員が「労働者を何でも屋にしてこき使うJRは、いつ第二の尼崎事故を起こしてもおかしくない」と弾劾、戦争を止め労働者の権利を守るため闘う労組の復権を訴えた。関生支部の武谷新吾副委員長は同支部と港合同昌一金属支部への攻撃や8・6広島弾圧に対し、8・6広島と11月集会への大結集で反撃をと呼びかけた。昌一金属支部の木下浩平委員長は「戦争と一体の解雇に反撃するしかないと腹を決めた。那須電機鉄工の工場や事業所、大株主の三井住友銀行への連日の行動で資本を追い詰め、組合破壊を粉砕する」と表明した。動労西日本、動労総連合・九州、高槻医療福祉労組、日教組奈良市、関西合同労組が決意を述べ、事故現場へのデモに出た。
(動労西日本近畿支部・遠坂裕夫)

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