戦争の元凶=帝国主義倒そう 法政大 洞口杉並区議招き講演会

週刊『前進』04頁(3341号04面03)(2024/04/22)


戦争の元凶=帝国主義倒そう
 法政大 洞口杉並区議招き講演会

(写真 洞口区議を招き講演会【4月16日 東京都千代田区】)

 法政大学文化連盟は4月16日、洞口朋子杉並区議(法大出身)を招いて新歓企画「戦争情勢と地方議会―反戦議員の訴え―」を開催した。洞口区議は日帝の中国侵略戦争が自治体・議会から始まっている現実を暴露し、これを止め社会を変える闘いに立とうと新入生に呼びかけた。洞口区議の訴えの要旨を紹介します。(編集局)
 4月10日に日米首脳会談が行われました。日本政府は2014年からの10年間で、中国侵略戦争のための日米共同作戦体制を完成させようとしてきました。そしてそれを具体的に発動するための最後の「詰め」を日米会談で行ったのです。
 この戦争は、ブルジョアジーの特権的利益を守り、帝国主義の世界支配を延命させるための戦争です。今が時代の転換点、歴史の分岐点です。日本での反戦闘争が決定的に重要です。
 「戦後民主主義」の象徴である議会が、国家総力戦体制への転換の旗振り役になっていることの意味は重大です。議会には社会を変える力も、戦争を止める力もありません。社会に渦巻く怒りを「一票」に切り縮め、選挙が終わったら全部裏切ってはぐらかす。これが議会です。
 23年4月の杉並区議選は、「杉並から戦争とめよう」をスローガンに闘いました。絶対反戦の怒りと結びついて組織する闘いを全力でやり抜き、再選をもぎり取りました。
 22年3月、私は杉並区議会の「ロシア非難決議」に唯一反対しました。戦争が始まったら全会一致で自国政府に参戦を要求するという事態を、徹底的に問題にしたかったのです。今年1月には、イスラエルのジェノサイドを事実上擁護し、それを支える帝国主義を免罪する「ガザ停戦決議」が採択されました。
 議会が戦争を止めたことは一度もありません。「戦争を止める」とは、戦争の元凶である帝国主義を倒すことです。社会を根底から変える革命で共産主義へ進む中にのみ展望があると示し、弾圧・妨害をはね返して闘う勢力こそが時代を変えることができます。
 4・28沖縄デー闘争―5月沖縄現地闘争に立ち、「南西諸島を戦場にするな」の声を上げよう。8・6弾圧を粉砕し、戦争絶対阻止を実力で闘おう。闘う学生の登場は全人民の希望となります。全国大学で学生運動を爆発させよう。
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