反戦闘争の先頭担う学生運動を 新入生は共に闘おう 全学連委員長・沖縄大学 赤嶺知晃

週刊『前進』04頁(3341号04面01)(2024/04/22)


反戦闘争の先頭担う学生運動を
 新入生は共に闘おう
 全学連委員長・沖縄大学 赤嶺知晃

(写真 日米首脳会談粉砕を掲げて広島大学で闘われた反戦集会。集会後は大学の戦争協力と学生への処分に反対する申し入れ【4月10日】)

 新入生は全国各地での企画や闘争に積極的に参加し、全学連と共に闘おう! 4月10日の岸田訪米・日米首脳会談を跳躍台とする米日帝国主義の中国侵略戦争への踏み出しと対決する反戦闘争の爆発、その先頭部隊を担う全国学生運動の隊列に、早くも新入生の合流が始まっています。
 全学連の仲間のみならず、全国の改憲・戦争阻止!大行進の仲間たち、「前進」読者の皆さんのご尽力により、現段階の集約で、北海道から沖縄まで全国70大学以上の入学式などで新入生を中心に約1万4千人に全学連の宣伝物が手渡されています!
 同時に大坂正明さんの釈放を求める署名、8・6広島暴処法弾圧反対署名を持ち込み、拡大しています。そうした中から次々と重要な出会いと新たな仲間の決起が生み出されています。
 多くの大学の入学式が終わり、新学期が開講した直後の4月9日から10日にかけて、全学連は岸田訪米・日米首脳会談弾劾闘争に立ち上がりました。東京では大行進の仲間と共に渋谷デモを行い、この過程で出会い議論をして参加した新入生だけでなく、受け取った宣伝物を見て来たという新入生の飛び入りも含め複数の参加がありました。沖縄でも飛行訓練を再開したオスプレイが頭上を飛ぶ中、沖縄県庁前で抗議のスタンディングを行いました。
 京都大学と広島大学ではキャンパス中央で抗議集会を開催。いずれの大学でも大学当局が弾圧体制を敷いて対応する一方で、それをものともせず圧倒的な注目を集めながら学内で政治討論が巻き起こっています。沖縄大学ではクラス討論(講義開始前の教室での訴え)で、これまで活動を黙認していた教員が妨害を始める転換をしたり、別の教員が「あなたは中国人か?」などと差別・排外主義丸出しの暴言を浴びせてきたりするなど、弾圧はエスカレートしています。一方、昼休みに「授業中にも演説するんですか?」と声をかけてくる学生もおり、こちらの活動が学生たちの間で話題になっていることが伝わってきます。「興味があります」と話しかけてくる学生もいます。広島大学のクラス討論では、こちらの訴えに学生から拍手が起きるなど、学生たちの反応は例年を大きく上回っています。また新入生のみならず、これまで私たちの訴えに触れてきた上級生の反応も新歓を契機に多く出て来ています。
 特徴的なことは一つに、米帝が中国侵略戦争・世界戦争に突っ込んでいること、戦争の時代に突入していることが、前提になって議論が成り立つということです。もう一つは、昨年10・7蜂起以来のパレスチナ情勢に心を揺さぶられ、何かしなければならないと感じている人が多くいるということです。
 既に新入生へのビラ配りやオルグ、企画の準備まで一緒にやってくれる新入生が登場! 4・28沖縄デー闘争への参加表明だけでなく5月沖縄現地闘争への参加も決め、飛行機チケットを予約した新入生が何人も現れています! 「前進」新歓特別号の座談会に登場した全学連の新たな仲間たちが次々と決起し始めています。打てば響く情勢です。文字通りの全国学生運動の爆発に向けて、組織戦へのさらなる決起を訴えます!
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