動労連帯高崎 〝ゴミ列車〟走らせるのか! 清掃労働者がスト
週刊『前進』04頁(3338号02面04)(2024/04/01)
動労連帯高崎
〝ゴミ列車〟走らせるのか!
清掃労働者がスト
(写真 TTS籠原事業所前で抗議行動【3月23日 埼玉県深谷市】)
国鉄高崎動力車連帯労働組合(動労連帯高崎)は大幅賃上げと人員補充を求め3月23日から24日未明まで春闘ストライキを貫徹した。埼玉労組交流センターは総力で闘争を支援した。
高崎鉄道サービス(TTS)の契約社員として働く鈴木喜平委員長、木村洋一書記長、橋本新一副委員長がストに突入。各自のスト突入時間は朝7時20分、午後2時、午後6時で、それが示すようにJRの清掃労働者はバラバラな労働時間を強制されている。
朝7時、TTS籠原事業所で鈴木委員長がストを通告。午後2時の木村書記長のスト突入に合わせ熊谷駅前での街頭宣伝を行った。労組交流センターや熊谷地区労、地域の住民など約20人が集まった。「スト決行中」の看板に多くの人が足を止め、「街頭が一気に政治化した」と言える大きな反響を呼んだ。
スト貫徹総決起集会で鈴木委員長は、「TTSは団交で『JRは清掃を簡略化するように言ってくる。目的は経費削減の一点』と平然と言う。『汚いまま列車を走らせることになりますよ』と言ってもTTSは態度を変えない。ゴミ列車を走らせてもいいということだ」とJRを弾劾した。
木村書記長が基調報告で「JR・TTS・御用組合は三位一体で奴隷労働を強制する体制だ」「岸田・経団連・連合の言う『満額回答』『過去最高水準』は正社員だけ、御用組合だけ、戦争推進勢力だけへの買収費だ」と怒りを表し、組合の5万円賃上げ要求は正当であり、労働者は必ず立ち上がると訴えた。熊谷地区労に結集する国労組合員、さいたまユニオン、婦民全国協埼玉支部、NAZEN埼玉、星野闘争を闘う仲間などが発言した。
籠原事業所前での再度の抗議行動でTTSを1時間にわたり弾劾し、橋本副委員長もストに突入した。