動労西日本 芸備線廃止するな 新見で集会、協議会に抗議行動

週刊『前進』04頁(3338号02面02)(2024/04/01)


動労西日本
 芸備線廃止するな
 新見で集会、協議会に抗議行動

(写真 廃線攻撃への地域の怒りを背負い、動労西日本を先頭に100人がデモ【3月17日 岡山県新見市】)

(写真 全国で初めて開かれた再構築協議会に、廃線反対の怒りをたたきつけた【3月26日 広島市】)


 3月17日、JR芸備線の岡山県側の終着駅のある新見市で芸備線廃止絶対反対集会が開かれ、100人が結集した。主催者の動労西日本は廃線のための再構築協議会阻止のストに立つと表明した。動労総連合・九州、広島大学学生自治会、関西労組交流センター、高松琴平電鉄労組の組合員、自治労倉敷が発言した。集会後、新見駅を一周するデモに出た。沿道や河川敷から手を振る人、車の窓を開けて声援を送る人もいて、大きな反響を呼んだ。
 動労西日本は廃線反対を掲げ、地域住民との団結を求めて広島県三次市で3回の集会を取り組んできた。3月6日にはJR西日本本社に710筆の芸備線廃線反対署名を提出した。この闘いの上に、新見市で地方の住民を抹殺する廃線攻撃への怒りをたたきつけた。

指名ストを貫徹

 全国初の廃線のための再構築協議会が3月26日、原爆ドーム直近のメルパルク広島で開かれた。JR西日本と沿線自治体、県警本部などが一堂に会し、労働者や沿線住民は排除して廃線を強行する暴挙だ。8・6広島暴処法弾圧と一体の、中国侵略戦争に向けた国家改造攻撃でもある。
 同日、動労西日本の岡崎昭夫副委員長は五日市駅で指名ストに突入。協議会会場前には30人が結集し、降りしきる雨の中、「スト決行中」「再構築協議会やめろ」「戦争反対」の声を周辺に響かせた。多くの道行く労働者が行動にエールを送った。
 動労西日本の原田隆司委員長は、あらゆる廃線化に反対の声を上げようと訴えた。岡崎副委員長は動労千葉や動労総連合水戸に連帯してストを貫徹する意思を示した。山田和広書記長が新見集会の報告を行い、近畿支部は8・6広島暴処法弾圧を弾劾した。広島連帯ユニオンの宮原亮委員長、関西労組交流センターの橘日出夫さんの熱い連帯アピールが続いた。
 その後、参加者は「芸備線廃線絶対反対」と「スト決行中」の横断幕を掲げ、原爆ドームへ向かうデモに出た。「戦争反対! 岸田打倒! 再構築協議会をやめろ!」の訴えに激励の声が寄せられた。再構築協議会の第1回開催は廃線反対の怒りの声に直撃された。

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