女性が先頭に立ち戦争とめる 杉並で国際婦人デー行動
週刊『前進』05頁(3336号04面03)(2024/03/18)
女性が先頭に立ち戦争とめる
杉並で国際婦人デー行動
(写真 「女性が行動すれば戦争はとめられる」国際婦人デー行動に200人が結集し反戦集会・デモを打ち抜く【3月9日 東京・杉並区】)
婦人民主クラブ全国協議会と労働組合交流センター東京女性部が実行委員会を重ね、3月9日、東京・杉並で「女性が行動すれば戦争はとめられる!3・8国際婦人デー行動」が開催された。会場の定員200人を超え、大成功した。
交流センター女性部の仲間が「ウクライナ戦争の泥沼化・パレスチナ虐殺という戦時下で、女性が先頭に立って中国侵略戦争を止めよう! 差別の根源である資本主義を終わらせよう」と訴え、集会が始まった。
映像作家・影山あさ子さんが「琉球弧を戦場にさせない」と題し、映像を交えて与那国島・石垣島・宮古島・奄美大島・徳之島など琉球弧で、住民の生活を破壊し中国への侵略戦争に向けた最前線基地化が進められていると報告。
続いて婦民全国協の川添望さんが基調報告を行った。「明治以来、日本の歴史は侵略の歴史であり、女性差別はそれと一体で強められてきた。女性差別との闘いは戦争体制を打ち破る闘い」と提起し、「婦民は、市川房枝らが戦争に突入した時、国家権力に屈服し女権主義的に協力していったことを批判し『戦争は命かけても阻むべし 母 祖母 おみな牢に満つるとも』と闘ってきた。今こそ自国政府の戦争を許さず闘うとき」「資本主義・帝国主義こそ女性差別・抑圧と戦争の原因。共産党の屈服を乗り越え、上川陽子外相が旗を振るWPS(女性・平和・安全保障)の戦争動員を拒否し闘おう。屈しない限り必ず未来を開くことができる」と訴えた。
医療福祉労働者は前日、厚労省に「医師の働き方改革」に抗議行動をたたきつけたことを報告し、3・20医療福祉反戦集会を呼びかけた。東京過労死を考える家族の会からも発言をうけた。洞口朋子杉並区議は「3・8は闘いの日。世界中で女性たちが反戦実力闘争に立ち上がっている」と提起し、自治体の戦争協力と8・6広島暴処法弾圧を弾劾。三浦半島教組の仲間は女性を先頭に打ちぬいた横須賀反戦闘争を報告し、3・24トマホーク配備阻止闘争への決起を訴えた。
自治体労働者は地方自治法改悪案を弾劾し、4・13新宿闘争を呼びかけた。星野国賠・大坂奪還を闘う仲間からも発言があり、原発とめろ!新橋アクションの仲間は3・11反原発福島行動への結集を訴えた。三里塚現地から駆け付けた仲間は三里塚農民の闘いの覚悟を語り、決戦局面を迎えた3・18耕作権裁判と3・31三里塚現地集会への大結集を訴えた。全学連の矢嶋尋副委員長は「女性の怒りと闘いで戦争を止め差別も戦争もない社会をつくろう」と発言。集会の最後に8・6弾圧粉砕決議と「ガザ女性ジャーナリストとパレスチナ女性を守ろう」声明を確認し、荻窪駅を一周するデモに出発。女性を先頭に「ガザ虐殺やめろ!弾圧粉砕!女性よ立ち上がろう」のコールが街中に響き渡った。8・6弾圧救援カンパも多く集まった。3月後半の反戦闘争から5月沖縄闘争へ総決起しよう。
(3・8国際婦人デー行動実行委員会 山下幸子)