反戦反核運動圧殺を許さない 5人の即時釈放を 北摂地区 中谷由紀

週刊『前進』05頁(3336号04面02)(2024/03/18)


反戦反核運動圧殺を許さない
 5人の即時釈放を
 北摂地区 中谷由紀


 先月開催されたガザ反戦の学習会に、広島平和記念公園近くにある「不戦原爆犠牲新聞労働者の碑」と記された写真が届けられました。広島で生まれ原爆を見たという方が戦後仲間と共に建てた碑で、その方は新聞社退職後は平和公園で若者たちに平和の尊さを語り伝えられていたそうです。
 届けて下さった方は広島の思いを受け継ぎたいと、昨年から私たちの輪の中に加わってくれるようになった女性です。11月には東京日比谷での集会とデモにも初めて参加されました。それからもますます元気に反戦行動に参加され、「あなたたちと会えて良かった!」とあふれる思いを口にされました。
 彼女の心の底からの戦争と原爆に対する深い怒りは、欧米諸国とシオニスト・イスラエルによって土地も命も奪われたパレスチナの人々の怒り、戦争する国家を許さないという私たちの闘いと一致したものです。
 2月28日、広島県警は昨年8月6日の原爆ドーム前での集会の際「広島市の職員が転倒した」という理由で「暴処法」違反で私たちの仲間を不当に逮捕しました。これは岸田政権の反戦反核運動圧殺を狙う弾圧です。岸田政権は政治資金は不正だらけ、大増税に防衛費2倍は正当化、中国を仮想敵国とあおり、戦争準備、辺野古基地建設はなんとしてもやる。広島市長は教育勅語を持ち出し、『はだしのゲン』は削除。反戦集会を弾圧の対象とする国や広島市は、原爆が投下されたあの日8・6に建物疎開の学徒動員で召集された子どもたち7千余人を始め、強制連行を含めた在日朝鮮人、捕虜の外国人を含む14万の人々が一瞬にして焼かれ殺され尽くした死に沈黙を強いる態度です。
 権力が反戦を封じ込めようとすることを私たちは絶対許さない! 1日も早く仲間を取り戻しましょう!
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