広島 怒りに燃え婦人デー闘争
広島
怒りに燃え婦人デー闘争
3月3日、「もっともっと反戦を!戦争・腐敗の岸田を倒そう」を掲げて国際婦人デー広島行動が行われ、60人が参加した。2月27日の広島市議会での「原爆ドーム前集会・デモ禁止」決議、翌28日の8・6暴処法弾圧に対する怒りに燃え、ヒロシマの女性たちを先頭に意気軒高と反戦を闘う決意を集会とデモで示した。原爆ドーム前までのデモ行進後、8・6弾圧に直接手を染めた広島中央署に全体で移動して怒りの抗議をたたきつけ、勾留されている仲間を激励した。
広島連帯ユニオン副委員長・矢田三恵さん(高陽第一診療所労組)が基調報告で、「世界戦争が始まっている今だからこそ、被爆地・広島において弾圧がかけられている。8・6つぶしの攻撃を百倍返しで! 権力と真正面からぶつかり今年の8・6を昨年以上に広島・全国と国際連帯の力で闘いましょう」と訴えた。
特別報告に立った自治労広島市労働組合員の住廣美智子さんは、市職員を利用した8・6弾圧に怒りを表明し、「今、広島から声を上げなければ自治体労働者は国家の先兵として戦争動員に真っ先に使われる。労働者の力で弾圧を粉砕し、先月の委員長選で私を推してくれた仲間と組合の団結をつくりあげ、反核の闘いの先頭で闘っていきたい」と鮮明な決意を述べ、惜しみない拍手が送られた。
もうひとつの特別報告として、広島でパレスチナ連帯を闘う女性からの声明が読み上げられた。彼女は、8・6弾圧はパレスチナ活動家に対する弾圧と通じると述べ、市議会決議について「パレスチナの人々への抑圧、女性や子どもへの暴力の常態化に直接関与していることになる。これは容認できない!」と弾劾。そしてイスラエル、帝国主義のすさまじい虐殺と暴力に立ち向かい闘っているパレスチナの女性たちへの限りない連帯と共闘が呼びかけられ、参加者全員がヒロシマからの連帯を誓った。
8・6ヒロシマ大行動事務局長の宮原亮さんが、8・6弾圧を全力でうち破ろうとアピールし、多くの救援カンパが寄せられた。さらに香川からのミサイル避難訓練反対闘争の報告、広大自治会、広島県労組交流センター女性部や、婦民の仲間などから発言が続いた。まとめと行動方針は室本けい子さん。広島市と権力への怒りを爆発させ「もうヒロシマは蜂起するしかない!」と檄(げき)を飛ばし、4月27日には広島で沖縄闘争を闘い、大坂救援会を結成しようと訴えた。最後に「原爆を許すまじ」「インターナショナル」を歌い、デモに打って出た。
岸田事務所前では一段と怒りの声を高め、アーケードでは「がんばって」と声援を受け、沿道から何人もの人がデモに飛び入り参加した。解散地の原爆ドーム前では、「今年の8・6も原爆ドーム前で集会をやろう」とアピールし、外国人旅行者らも合流して「団結ガンバロー」で締めた。広島の女性を先頭に戦時弾圧に対する大反撃が始まった。
(婦人民主クラブ全国協広島支部・伊豆ハルミ)