8・6闘争弾圧許すな 広島市議会決議を徹底弾劾
8・6闘争弾圧許すな
広島市議会決議を徹底弾劾
2月27日、広島市議会は、8月6日の原爆ドーム周辺での反戦反核運動への規制・弾圧を市に要求する2本の決議を本会議で採択した。8・6ヒロシマ大行動の集会・デモを始めとした一切の行動を禁圧しようとする暴挙に対して、8・6ヒロシマ大行動実行委員会は朝から市庁舎前と市議会前でのビラまき・マイク宣伝を行い、通勤・通学の労働者・学生、特に市職員に「広島市議会による弾圧決議を許すな」と訴えた。サミット闘争以来「広島で筋を通しているのはあなたたちだけだ」と応援の声をかけて下さる人も駆けつけた。冷たい風が強く吹く中、市議会を怒りの声で包囲した。市議会の傍聴席には、松井一實市長による職員研修での教育勅語利用に反対する人々を中心に、広島市政に怒りや疑問をもつ多くの市民が駆けつけた。
本会議で2本の決議に反対した議員はたったの6人で、日本共産党は「公園条例を使って厳正に対処せよ」として決議のうちの1本に賛成した。岸田政権がウクライナ参戦国化へ突き進み、イスラエルのガザ大虐殺に加担し、中国侵略戦争への準備を急ピッチで進める中で、日本共産党や社会民主主義的勢力が「第2インター崩壊」と同様、戦時弾圧に賛成したのだ。
8・6実行委はこの暴挙に怒りを爆発させ、傍聴席から「反戦運動弾圧を許すな」と弾劾の声をたたきつけて断固抗議の意志を示した。この様子は全国・全世界に報道された。
そして決議の採択を強行した翌28日、広島県警は昨年8・6広島闘争での「暴力行為等処罰法違反」容疑で5人を不当逮捕、全国14カ所に家宅捜索を強行した。岸田政権、腐敗に満ちた自民党広島県連、それに連なる極右勢力と警察権力が一体となり、8・6広島闘争の実力闘争的発展を力ずくで抑え込もうと襲いかかってきたのだ。この暴挙を徹底的に暴露・弾劾し、5人の即時奪還をかちとろう。反戦闘争のさらなる爆発で猛然と反撃しよう!
(8・6ヒロシマ大行動実行委員会 八木康行)