関西 24春闘勝利へ国鉄集会 反戦掲げストライキで闘う

週刊『前進』04頁(3333号02面03)(2024/02/26)


関西
 24春闘勝利へ国鉄集会
 反戦掲げストライキで闘う

(写真 3労組が集まり、24春闘総決起へ団結を固めた【2月16日 大阪市】)


 2月16日、国鉄闘争全国運動・関西の主催で関西国鉄集会を98人の参加でかちとり、日米による中国侵略戦争阻止、1047名解雇撤回、24反戦春闘への総決起を確認しました。
 冒頭、全国運動・関西代表で港合同の中村吉政委員長が主催者あいさつに立ち、「大津地裁判決では全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部の7人の組合員が無罪を勝ち取った。全国金属機械労組港合同・昌一金属支部に民事再生攻撃が来た。港合同はみな倒産を経験して闘いぬいてきた。素晴らしい闘いだ」と檄(げき)を飛ばしました。
 次に動労西日本の原田隆司委員長が基調報告を行い、「岸田は施政方針演説で『任期中の改憲』を言い、台湾有事を想定した住民避難訓練が全国で行われている。24年は労働者の戦争動員との攻防の正念場」と強調。「芸備線廃止のための再構築協議会に対し、動労西日本は岡崎昭夫副委員長が指名ストで抗議闘争に立つ。昌一金属支部と団結しストへの反動を粉砕しよう」と訴えました。
 続く3本の特別報告では、まず動労総連合の川崎昌浩書記長が登壇。「動労総連合は1047名解雇撤回闘争を全労働者の権利と労働組合の未来のかかった闘い、 改憲と戦争を許さない闘いとして闘ってきた」とし、「イスラエルの軍事企業と伊藤忠アビエーション・日本エヤークラフトサプライの提携を私たちの行動が粉砕した。自信と確信を持とう。動労千葉は3月ダイ改阻止へ、24春闘を反戦春闘としてストを構えて闘う」と訴えました。
 2番目に関西生コン支部の武谷新吾副委員長が「11月集会の後、参加した労組が次々とストに入った。関生支部はゼネストを目指し産別運動を展開していきたい。関西労組交流センターの仲間が現場行動に結集し打撃を与えたおかげで、ビラまき事件の7人に無罪判決が出た」とこの間の闘いへの自信を語り、「万博問題は維新の終わりの始まり。維新を打倒してその勢いで岸田を打倒しよう」と呼びかけました。
 3番目は一時金闘争でストライキに立った港合同昌一金属支部の木下浩平委員長です。木下さんは昨年の一時金闘争に支部をあげて決起し、関西の仲間たちと共にストに決起した過程をいきいきと報告。さらに、その反動としての民事再生を使った倒産・解雇攻撃と闘う決意を述べました。
 関西各地の闘う労組が24春闘を反戦春闘としてストライキで闘う決意を述べ、団結ガンバローで集会を締めました。
(動労西日本執行委員・遠坂裕夫)

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