日ウ戦争会議を実力弾劾 経団連会館に肉薄 全学連先頭に
日ウ戦争会議を実力弾劾
経団連会館に肉薄 全学連先頭に
改憲・戦争阻止!大行進東京は2月19日、日ウクライナ経済復興推進会議粉砕を実力で闘った。
日ウ復興会議は都内の経団連会館において政府・経団連などの主催で開かれ、ウクライナ首相も出席。午前9時、岸田らが出席する10時に狙いを定め、「『復興』に名を借りた日本のウクライナ戦争参戦を許さない」と怒りに燃えた全学連と労働者ら80人が神田淡路町の淡路公園に結集した。全学連の矢嶋尋副委員長がデモの意義を提起し、大行進東京の医療労働者が「経団連は労働者を4割非正規化し過労死させてきた連中だ。こんな復興会議は支配階級を支え、戦争を泥沼化させロシア・ウクライナの人民を犠牲にするものだ」と弾劾。全学連の亀井陽慧書記次長が「ラファでは大虐殺が始まっている。ウクライナ戦争はウクライナを前面に立たせた帝国主義の対ロシア戦争であり、米帝の中国侵略戦争の一環だ。岸田はG7広島サミットでウクライナの『反転攻勢』にゴーサインを出した。いったい何万人の命が奪われたことか! あそこに集まる資本家・政治家は生き血を吸って戦争でもうけているやつらだ。粉砕しかない!」と訴えた。大行進呼びかけ人の高山俊吉弁護士が「多くの政治勢力が何も言わないその時に、我々は絶対にこれに反対する」と檄(げき)を飛ばし、参加者は大手町の経団連会館に向けたデモに出発した。
機動隊バスを13台以上配置し広範囲の交通規制を敷いた警察権力の弾圧をものともせずデモ隊が進む。「ウクライナ戦争ただちにやめろ!」「復興会議は戦争会議!」「日本の参戦許さないぞ!」「戦争推進の岸田を許すな!」「経団連を許すな!」。本郷通りに入ると右前方に経団連会館のビルが迫ってくる。怒りを倍加し声を張り上げた。
デモ終了後、経団連会館に向かって移動。会館から200㍍付近の歩道で警察が阻止線を張り、行く手を阻む。わが部隊は警察と激突。スクラムを組み一歩も引かず押し込む。全学連が次々とマイクを握り抗議の嵐を岸田と経団連にたたきつけ、婦人民主クラブ全国協や青年労働者も続く。公安警察は顔をひきつらせ右往左往し、指揮官車から「全学連はすぐ解散しなさい。周りを見なさい。迷惑している」とがなり立てる。だがすかさず「世界戦争への国際的怒りの爆発を見ていないのは、お前たちだ」「お前たちが守っているのは、ウクライナで、ガザで人民虐殺に加担する支配者の利益だ。腐った岸田の先兵は恥を知れ!」と弾劾し権力を圧倒。1時間に及ぶ実力闘争は復興会議の正体を暴き2・24新宿デモへの突破口を切り開いた。