杉並から反戦のうねりを 大行進杉並 洞口区議先頭に荻窪デモ
杉並から反戦のうねりを
大行進杉並
洞口区議先頭に荻窪デモ
改憲・戦争阻止!大行進杉並は2月10日、130人の結集で集会とデモを打ち抜いた。
集会は、司会の洞口朋子区議が杉並区議会「ガザ決議」(本紙3330号既報)を弾劾し、議会内外で戦争翼賛と闘うと宣言することから始まった。
大行進杉並の伊藤昌樹さんが基調報告。能登地震対応、辺野古代執行工事、そして「戦争国会そのもの」を許さないと訴え、中国侵略戦争に向かう岸田政権を徹底批判し、政権に忖度(そんたく)して大坂正明さんに懲役20年を言い渡した裁判所を弾劾。また「ガザ決議」を主導したのは日本共産党であり、彼らの「世界は平和に向かっているが大国主義・覇権主義が逆流だ」という主張は戦争の根源である帝国主義を賛美するものだと喝破(かっぱ)し、「国も議会も中国侵略戦争に突入し始めている。これを吹き飛ばそう」と訴えた。さらに「戦争の一切の根源は帝国主義であり、ガザ大虐殺こそその本質だ。パレスチナ人民の10・7決起にこたえて世界と日本の労働者は戦争を止める闘いに立ち上がっている。今こそ『国と闘う覚悟』を持った政党をつくりましょう!」と結んだ。
大行進中野と神奈川が映像を交えて、自衛隊の避難訓錬に激しく迫って抗議したと報告。さらに赤嶺知晃全学連委員長は沖縄・辺野古現地からのビデオレポートで沖縄闘争への決起を訴えた。地元杉並からは医療福祉労働者と青年労働者が現場からの怒りを語り、沖縄への連帯をかけて大行進運動を担い自国帝国主義と闘うと表明し、岸本聡子区長の自衛官募集業務協力と「ガザ決議」を弾劾した。
全学連の学生はパレスチナ連帯をかけ全世界の人々とともに先頭で闘うと力強く表明。まとめで青年労働者は「大行進運動の発展で戦争止めよう。ウクライナ開戦2周年の2・24新宿デモを国際共同闘争として闘おう。問われているのは自国帝国主義を打倒することだ。資本主義のもとでの平和を言うリベラル派や議会制では闘えない。対中国戦争の最前線である沖縄闘争に5月全力で決起しよう」と鮮明に提起した。
集会後、荻窪デモに打って出た。「ウクライナ戦争やめろ! ガザ虐殺やめろ! 辺野古に基地をつくるな! 沖縄を戦場にするな! 中国への戦争やめろ!」と元気な声が響き、注目と共感を集めた。
昨年「杉並から戦争とめよう」と区議選を総力で闘い勝利し、その実践として私たちは「大行進杉並」の発展に全力を挙げてきた。2024年も一層団結を固め闘う!
(改憲・戦争阻止!大行進杉並 茅原まり)