3・8国際婦人デー闘争へ 女性は反戦闘争の先頭に
3・8国際婦人デー闘争へ
女性は反戦闘争の先頭に
すべての女性労働者、労働者家族、女性のみなさん! 3・8国際婦人デー闘争に立とう! 1917年ロシア革命の発端が国際婦人デーの女性労働者のストライキとデモであったように、戦争と飢餓にがまんならないと決起した女性たちの行動が戦争を止め、社会を変えた。今こそその闘いが求められている。
根底的怒り束ね社会変えるとき
世界戦争はすでに始まっている。ウクライナ戦争は開戦から2年が経過し、両軍で計50万人を超える死傷者を出し泥沼化している。10・7以来のイスラエルの攻撃によるパレスチナ人民の死者は2万8千人を超え、子どもたちは1万人が殺されている。一刻の猶予もない。この戦争をなんとしても止めようと世界中で労働者階級人民が弾圧を恐れず立ち上がっている。
世界戦争の原因は大没落したアメリカ帝国主義をはじめ世界の帝国主義の支配の危機だ。米帝は自らの危機を中国に依存することで乗り切ってきたにもかかわらず、その中国が自らを脅かす存在になると、「ロシアを抑えつけ、中国を打ち負かす」との国家安全保障戦略を打ち出した。ウクライナ、中東、そして東アジアの3正面で戦火を拡大しながら、中国侵略戦争に打って出るというのだ。世界を戦争にたたき込まなければ生き延びられない資本主義・帝国主義こそがもはや終わっている。
とりわけ日本帝国主義・岸田政権は、危機だからこそ戦争に突進することによって支配を維持しようとしている。裏金問題をはじめ自民党支配は根底から揺らいでいる。戦後的なあり方すべてをひっくり返して、暴力的に戦時体制に突進する以外にないのだ。
岸田は国会開会と同時に改憲を宣言、日米共同演習で中国を「敵国」と初めて名指しし、労働者の戦争動員に走っている。この間の住民を動員した戦争訓練がそれだ。排外主義を満展開し一切を軍事優先にし、沖縄戦のように住民を盾にした戦争を準備している。
辺野古基地建設工事の設計変更承認の代執行。南西諸島の軍事要塞(ようさい)化。自民党副総裁・麻生は「戦う覚悟を持て」と恫喝する。地方自治法改悪による国の権限の圧倒的強化が狙われている。他方で労働者人民の生活はどんどん切り捨てようとしている。
対する野党・既成勢力の屈服も激しい。連合会長・芳野友子は岸田の「賃上げ」に同調して経団連会長と懇談。実際には物価高騰で賃上げなどまったく及ばない。とりわけ非正規職が圧倒的に多い女性労働者は切り捨てられている。職場では団結破壊・分断のためにもセクハラ・パワハラが横行する度し難い現状だ。社会保障は切り下げが当たり前のようにされ、軍事費は5年で43兆円増大する。
怒りは無限に広がっている。とりわけ女性・青年・学生の決起はますます根底的なものになっている。「生きられない、未来への展望がない、差別・分断許せない」の声があふれている。生きるためにはこの社会を根底からひっくり返す以外にない!
世界で闘う労働者階級が求めるものは一つだ。動労千葉を先頭に切り開かれてきた国際連帯の中で実際に反戦共同行動が呼びかけられている。「闘うアジア人民・世界の労働者人民と連帯し、侵略を内乱へ」「中国侵略戦争阻止!」が共同の訴えになる。国際婦人デー闘争を巨大な反戦闘争として爆発させよう。
女性の戦争動員絶対に許さない
改憲・戦争阻止!大行進の闘いに今や女性が続々と結集し、先頭に立ち始めている。支配階級はこの女性の決起が拡大することを恐れている。だからこそ今、女性を帝国主義支配の側に動員することが必死に画策されている。このことを絶対に許してはならない。
ウクライナに巨額の軍事支援を申し出、イスラエル擁護を正面から打ち出す上川陽子外相が統括責任者として提唱する「女性・平和・安全保障(WPS)」はその最たるものだ。WPSの「平和」は敵・支配階級の「平和」でしかない。その名のもとに女性を侵略戦争に動員することなど絶対に許さない。
防衛省は、海上自衛隊の「海将」に初めて女性隊員を昇進させた。WPSは「防衛力に女性の視点を」「女性が居心地のいい軍隊は男性にとってものぞましい」と言うが、女性が立ち上がることでそれが労働者階級人民全体、家族ぐるみの決起になることを恐れている連中がこうした動員攻撃をかけてきているのだ。
しかしそこには支配階級の危機が露呈している。「少子化」が圧倒的に進む中、自衛隊は3万人の欠員。兵士の確保ができない現実がある。女性に対して「産めよ、殖(ふ)やせよ」の攻撃をかけてきているが、子どもを産みたくとも産めない現実をつくってきたのは支配階級自身だ。
日本共産党スターリン主義は23年ぶりの委員長交代で田村智子を初の女性委員長としたが、彼女は政策委員長時代に日米安保条約廃棄を党の選挙公約から外した張本人だ。こんな共産党や全野党・既成勢力の総屈服を乗り越えて闘おう。女性の決起を恐れる連中に対して、職場から、地域から、陸続と立ち上がる姿を見せつけよう!
(革共同女性解放組織委員会)
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【要項】
2024年3・8国際婦人デー行動
■関西 3月3日(日)午後2時 大阪PLP会 館5階大会議室/集会後デモ
主催 婦人民主クラブ全国協議会関西ブロック、関西労組交流センター女性部
■広島 3月3日(日)午後1時30分 幟会館1 階/午後3時45分 原爆ドームまでデモ
主催 3・8国際婦人デー広島行動24実行委員会
■東京 3月9日(土)午後1時 ワイム荻窪/集会後デモ
主催 3・8国際婦人デー行動実行委員会
■福岡 3月9日(土) デモ 午前11時30分 警固公園 正午出発/集会 午後2時 福岡市立中央市民センター 第一会議室
呼びかけ 婦人民主クラブ全国協福岡支部
■北海道 3月30日(土)正午 札幌駅南口街宣 集会 午後1時30分 エルプラザ
主催 婦人民主クラブ全国協北海道支部