沖縄から巨大な反戦闘争を 全学連・赤嶺知晃委員長(沖縄大学)

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週刊『前進』04頁(3330号02面02)(2024/02/05)


沖縄から巨大な反戦闘争を
 全学連・赤嶺知晃委員長(沖縄大学)


 私は何よりも、辺野古の埋め立て工事を強行した岸田に対して煮えくり返るような怒りがあります。岸田政権は能登半島地震が起きる中でも辺野古新基地建設を最優先し、代執行により1月10日に前倒しで埋め立て工事を強行しました。
 目の前で、名護市民投票や県民投票、沖縄県知事選で繰り返し沖縄の労働者民衆がたたきつけた「辺野古新基地反対」という怒りが踏みにじられていく。このことを許して、私たちに未来や将来なんて絶対にありません。私は命をかけて辺野古新基地建設を止めるために声を上げ、みなさんとともに闘っていきます。
 岸田は沖縄の労働者民衆の根底的な怒りを本当に恐れています。1月12日には平日にもかかわらず沖縄の労働者民衆900人が辺野古に結集しました。まさに沖縄の怒りが爆発し工事が止められることに恐怖したから、前倒し・だまし討ちで工事を強行したんです。
 日米の中国侵略戦争が狙われる中、嘉手納基地には昨年12月20日から1月16日まで米軍のB1B戦略爆撃機が駐機していました。新聞は「台湾総統選をにらんで中国をけん制するため」と報じています。沖縄が台湾や中国の人民を軍事力で脅す場になっているんです。絶対に許してはいけない。中国侵略戦争―世界戦争を阻止するために今こそ立ち上がる時です。
 沖縄の辺野古新基地反対の闘いをつぶさなければ沖縄を戦場になんかできない。沖縄からの反戦闘争の爆発は世界戦争を止める巨大な展望をもっています。
 労働者民衆の怒りが高まる中で、沖縄大学では1月16日、山城学長体制が機動隊を導入して辺野古新基地建設反対集会への参加者を排除しました。しかし17~23日の学生自治会執行部選挙では208人が投票に決起し、52人の学生が信任票を入れてくれた。この闘いに大きな展望があります。沖縄から、世界戦争を止め、岸田を打倒する学生・労働者の巨大な闘いをつくりだしていきます。
(1・26国会闘争での発言)
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