市東さんの南台農地守ろう 耕作権裁判 民法学者が証言 NAAの明け渡し要求を弾劾
市東さんの南台農地守ろう
耕作権裁判 民法学者が証言
NAAの明け渡し要求を弾劾
三里塚芝山連合空港反対同盟・市東孝雄さんの南台農地をめぐる耕作権裁判が12月18日、千葉地裁民事第2部(齊藤顕裁判長)で開かれた。
開廷に先立ち、反対同盟が呼びかける決起集会が千葉市中央公園で開かれた。東峰の萩原富夫さんが、空港公団職員・法理哲二証人の出廷拒否とNAAの第3滑走路建設準備工事への着手を弾劾し、この裁判に必ず勝利する決意を鮮明にした。市内デモで農地強奪と軍事空港建設への怒りを表し、千葉地裁に迫った。
この日は人証調べの2回目。北海道大学大学院法学研究科教授の吉田邦彦さんが民法学の見地から、南台農地について時効取得の成立を明らかにした。
吉田さんは2022年1月の新やぐら裁判控訴審でも「農地法を用いて農地を取り上げる手法は許されない」と強調したが、それを無視して昨年2・15強制執行に及んだことを「農民つぶし」と弾劾した。
その上で、父・東市さんから受け継いだ市東さんの農業を「長年の生業としての生きがい」とし、農地は金銭に替えることのできない「人格的財産」だと強調。「不法耕作」なる決めつけを打ち砕いた。
そして、NAAが明け渡しを求める土地について個別の事情を検討し、賃借権の時効取得が成立していることを明らかにした。
最後に吉田さんは、農民強制立ち退き訴訟に対抗して「賃借権時効取得」を主張する正当性を強調した。
原告代理人は反対尋問で、吉田証人に批判されたばかりの「金銭換算」を持ち出したが一蹴され、市東さんからも弾劾された。
3時間に及ぶ充実した証言を終えた吉田さんに、傍聴席から熱い拍手。
次回期日は1月22日(月)午後1時45分開廷。正午に千葉市中央公園に集合しデモをしよう。