団結ひろば 投稿コーナー

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週刊『前進』04頁(3324号04面06)(2023/12/18)


団結ひろば 投稿コーナー

戦争止める展望感じた集会 関西学生 宮崎龍太

 11・19集会に参加してまず驚いたのは、パレスチナ戦争が始まって1カ月程度しか経っていないにもかかわらず、パレスチナ人が発言したことです。アメリカ帝国主義によるイラク侵略戦争から誕生した国際連帯の闘いを絶えず前進させ、即座にパレスチナ人民と団結できる体制を構築したことは日々の闘いの成果と言えると思います。
 自治体労働者がステージを埋め尽くし、戦争協力絶対拒否のアピールを発したのも、とても「具体的に戦争を止める」展望を感じることができました。
 もう一つ印象的だったのは、デモ中の沿道からの反応の良さです。道路を挟んで手を振る人や車、バスの中から手を振る人、一緒にプラカードを持つ人やコールする人が続出しました。
 パレスチナ戦争については既成メディアですら余りにも酷いとコメントするような「見たら即座にわかる不正義」なのでそのような反応になったのだと思いますし、そのイスラエルを日帝が支援し、軍事的に結びついていることを暴露すれば、日本でも欧米を筆頭とした数万規模での反戦運動を闘う隊列を組織し、登場させることは決して不可能ではないと思いました。
 今回の集会には合計2800人(前年より600人増!)が結集しました。私自身も含めてこの2800人を世界的な革命運動の「中核」に組織しなければならないとの決意をエネルギーに来年も闘っていきたいと思います。
 最後に今後の展望、願望としていつの日か11月労働者集会にてロシア人、ウクライナ人が自国政府打倒・帝国主義戦争を内乱に転化する立場に立ち発言するように組織化を進めたいと思います。
 Workers united will never be defeated! (団結した労働者階級は絶対に倒されることはない)

戦争反対の声の広がり実感 八尾北医療センター労働組合執行委員 A

 全国労働者集会への参加は、今回で3度目となりました。はじめはコロナ禍の中での開催、沿道の警官隊の多さに恐怖で泣きそうになりながら、八尾北労組の仲間とはぐれないよう必死でついていったデモも懐かしい思い出です。
 今年はもう怖くありません。八尾北労組で、西郡で、地域医療交流会で、そして多くの仲間とつながり、学び、行動してきた日々が私を支えてくれているからでしょう。
 この2年で世界戦争は大多数の労働者の願いと裏腹に広がっています。イスラエル軍によるガザへの攻撃が続き、国内でも戦争へかじを切る愚かな政策の数々。そして私たちが働く西郡でも戦争の縮図とも言える、市営住宅の建て替えを口実に高齢者を追い出し、地域の更地化を狙う攻撃が行われています。長年暮らしてきた年金暮らしの高齢者の方々が払えないような家賃設定をし、払うか退去かを一方的に迫る、あまりにも命や人とのつながり、歴史を軽く扱うやり方は、戦争に似ていると感じます。私たちは全国水平同盟西郡支部の仲間と共に地域の団結を守り続けるため闘っています。
 今年は国際連帯のアピールで壇上を埋め尽くすほど参加者が増えたのが特徴的でした。各所からの報告では話し足りないと言わんばかりの熱気があふれていました。デモに200人もの飛び入り参加と、戦争反対の声を行動で表してくれる人々の広がり、気運の高まりを実感した一日でした。

京都でガザ虐殺弾劾のデモ 改憲・戦争阻止!大行進京滋 森 道子

 私たち「改憲・戦争阻止!大行進京滋」はこの間、京都大学の全学連とともに毎月京都の繁華街である河原町で「戦争反対、ガザへの虐殺やめろ!戦争に加担する岸田打倒!」を掲げてデモを行っています。
 12月4日にも三条河川敷に集まりアピールを行い、デモに出ました。アピールでは大行進京滋の相川文男さんが基調報告を行い、「米欧日諸国が後押しするイスラエル軍のガザ大虐殺戦争を私たちの手で止めましょう」「11月19日、2800人が日比谷に集まり、国際連帯の労働者集会として大成功しました。ここにこそ戦争をとめる力がある」とアピールしました。
 京大の学生からは今まさに戦争反対の学生運動に対する弾圧がかけられているとの訴えがありました。「先日、闘う京大生5人に対して、大学当局から処分のための呼び出しがかけられたが、学生はこの弾圧に負けていない」とアピールし、12月15日の「戦争反対・大学奪還・処分撤回」を掲げた京大学生集会への大結集を呼びかけました。
 デモでは圧倒的な注目を集め、外国人を含めて5〜6人の飛び入り参加がありました。三条河原町での街頭宣伝で知り合った男性は京阪三条にあるお寺で行った星野絵画展に参加し、今回も参加しました。
 前回10月30日のデモに初めて参加した女性は、11・19集会にも自らタンバリンとメッセージボードを持って参加しました。用意したメッセージボードがデモの飛び入り参加者にすべて手渡され、元気いっぱいのデモになりました。
 私たちは、来年も引き続き河原町の反戦デモを呼びかけます。デモの隊列を大きくしていこうと誓いました。
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