イスラエルとの軍事協力やめろ
　「死の商人」つぶすまで闘い続ける
　日本企業抗議行動の発言（要旨）

　12月１日、ガザ虐殺に加担する日本企業に対し、怒りの抗議行動がたたきつけられた（記事１面）。伊藤忠アビエーション抗議行動での発言要旨を掲載します。（編集局）
■動労千葉副委員長　佐藤正和さん
　本日の闘いはパレスチナ労働組合からの呼びかけに応えて、岸田政権のイスラエルへの支援、武器供与、資金援助を止めるために立ち上がる第一歩です。上川陽子外相はイスラエル支持を表明し、今年３月には伊藤忠アビエーション、日本エヤークラフトサプライという２つの日本企業がイスラエルの死の商人＝エルビット・システムズと契約を交わし、殺人兵器を日本で生産すると報じています。絶対に許しません。
　イスラエル「建国」、パレスチナの人々への暴力的追放以来の全歴史を見れば、虐殺と戦争の危機を生み出している元凶は帝国主義にあることは明らかです。私たちはパレスチナ人民の決死の戦いを心より支持するとともに、岸田政権を全力で打倒します。
■改憲・戦争阻止！大行進呼びかけ人　福島尚文さん
　パレスチナの歴史、背景を踏まえた報道でなければならないのに、「ハマスのテロ」だと一方的に規定し、イスラエル、アメリカ、岸田政権の意向をそのままコピー＆ペーストしたような報道に、ＯＢ記者として怒りを禁じえません。
　今年、関東大震災から百年、何が起きたかを振り返る年でもありました。そのことと、今ここで伊藤忠アビエーションがやっていることは一つにつながっていると思いませんか？　侵略を何一つ反省しない。虐殺をやることで金をもうけようという。日本の戦後とはそういうことだったんでしょうか。僕は怒りを隠せません。ただちに軍事契約を撤回してください。
■全学連副委員長　神野豊典さん
　岸田らは、「イスラエルの実戦を経験した技術力を日本に適用する」などと言っています。どういう実戦なんですか。ガザの民衆を殺しまくるということじゃないですか。こんな血にまみれた日本とイスラエルの連帯など、断固粉砕しなければなりません。
　アメリカの学生は「反ユダヤ主義者」とレッテルを貼られながらも、大学の処分に屈せず反戦闘争を闘い抜いています。日本でも同じです。京都大学の学生５人、広島大学の学生１人に処分が狙われています。イスラエルのテルアビブ大学は「ダヒヤ・ドクトリン」と呼ばれる「テロリストをかくまえないと思わせるまで民間人を殺さなきゃいけない」という軍事作戦を立てている。そこと京都大学が固く結びついている。腐敗しきった大学に対しわれわれは正面から闘います。
■改憲・戦争阻止！大行進神奈川　船木明貴さん
　日本企業を虐殺に加担させないでくれと、ガザの仲間たちから声が届いている。今でも住民が子どもが命を落としている。戦争で虐殺で人が死ぬほど会社がもうかる。あなたたちも死の商人そのものだ。人のしかばねの上にあぐらをかいて、そんな生き方をしていていいのか。自分の仕事を、家族に、子どもに、胸を張って話せるのか。ただちに契約を破棄して、ガザから、虐殺から手を引け。われわれは闘い続ける。覚悟しておけ！
■動労千葉を支援する会　金子正人さん
　この７日間、一時休戦がありました。最初の３日間でイスラエルの刑務所から１１３人が釈放された一方で、１１２人のパレスチナの子どもたちが拉致されているんですよ。この一時休戦がいかにでたらめか。本当に許せない。パレスチナの人たちを攻撃している兵器、そこに日本企業が死の商人として登場している。命がけで抗議し、この死の商人をたたきつぶすまで闘おうではありませんか。
■改憲・戦争阻止！大行進東京　古内秀和さん
　イスラエルが戦闘を再開すると言っている。ガザからパレスチナの人々を虐殺し追い出す。それに日本の企業が加担している。絶対に許せません。ハマスが悪いと言うが、パレスチナの人々の命や家を暴力的に奪って「建国」したのがイスラエルじゃないか！　帝国主義の支配の歴史、虐殺の歴史を終わらせなければならない。今日はその始まりです。私たちには、虐殺に加担する岸田や日本企業を倒す責務があります。
■婦人民主クラブ全国協議会　川添望さん
　休戦でわかったことは何なのか！　10代の若い女たち男たちが理由もなく、裁判もされずに何年間も捕らわれていたってことじゃないですか！　どっちが侵略をしているんだ！　武力でパレスチナ人民を追い出して難民にして、水も食料も医療さえも国連の手を借りなければ生きられない。そんな状態にしてきたのがイスラエルの軍事基地国家じゃないですか！　どうしてそこに武器を輸出してもうけることが許されるのか。
　イスラエルは「男女平等」で女性にも徴兵制があるという。これが「男女平等」か？　私たち労働者民衆の男女平等、女性解放とはこんな侵略戦争を絶対に許さないということなんだ。命をかけても逮捕されても止めるということなんだ。
　戦争をやってでも生きようとする岸田政権、こんな日本が長く続くなんて思ったら大間違いだ。岸田政権なんか一緒に倒そう！