団結街道裁判 「市長尋問は法廷で」 ビデオリンク採用を阻止
週刊『前進』04頁(3320号04面03)(2023/11/20)
団結街道裁判
「市長尋問は法廷で」
ビデオリンク採用を阻止
千葉地裁民事第3部(岡山忠広裁判長)で11月10日、団結街道裁判が開かれた。市東孝雄さんの営農に不可欠の道路であった団結街道を成田市は2010年、暴力的に廃止・封鎖し、NAAに格安で売り飛ばした。この暴挙を追及し、廃道決定の最高責任者である小泉一成成田市長を証人として法廷に呼ぶよう反対同盟顧問弁護団は要求し続けてきた。前回ようやく小泉証人採用が決まり、ここ数年停滞していた裁判が動き出した。
だが前回、尋問の方法について被告・成田市が「法廷の静粛性が保たれるか懸念される」などと難癖をつけて、ビデオリンク方式での所在尋問(証人を法廷に呼ばない)を求め、裁判所の判断が注目されていた。
開廷早々、岡山裁判長はこの件について、「法廷に呼んで尋問を行う」との結論を明らかにした。当然だ。公人であり、政治家としての小泉市長が、法廷から遠く離れた場所にいてビデオを通じて受け答えするなどありえない。
次回期日は3月1日。そして次々回の5月10日午後に、小泉成田市長への尋問が行われる。