日本から反戦の行動を 11・5吉祥寺 洞口朋子杉並区議の訴え

週刊『前進』04頁(3319号02面02)(2023/11/13)


日本から反戦の行動を
 11・5吉祥寺
 洞口朋子杉並区議の訴え


 今、パレスチナ・ガザ地区で行われているパレスチナ人抹殺のジェノサイドを絶対に止めよう!
 イスラエルとそれを支援するG7(主要7カ国)、その中には日本も含まれる。この連中が、いったい何をやっているのでしょうか。3週間で9千人以上の犠牲者が出ていて、7割が女性や子どもだと言われています。学校も病院も難民キャンプも、イスラエル軍は破壊し尽くしています。これをアメリカのバイデンも日本の岸田政権も、「イスラエルの自衛権」だと言って容認しているわけです。こんなことがどうして許されるでしょうか。
 「南部に退避しろ」とイスラエル軍は何度も勧告を出しますが、そのイスラエルによってガザは今、電気も水もインターネットも止められている。退避勧告なんて聞けるような状況じゃないんですよ。今行われているのは、「対ハマス」の名を借りてパレスチナ人を丸ごと抹殺していくということです。ネタニヤフは「地上からハマスを殲滅(せんめつ)する」と言っている。民族浄化・ジェノサイドが「自衛権」なんていう言葉を使ってやられている。こんなことはもう一日たりとも、一秒たりとも許してはいけない!
 日本の上川外務大臣はイスラエルに行って、「ハマスのテロを非難する」とか「ガザに人道支援をする」とかぬかしていますが、ガザの人たちを大虐殺して全てを破壊しているのはいったい誰なんですか! イスラエルと後ろでそれを支えている、虐殺を支持しているアメリカ、日本、G7の各国首脳・帝国主義者たちこそが、この戦争・大虐殺の元凶だということです。
 日本の私たちは、いったい何をすべきでしょうか。ガザの子どもたちは、イスラエル軍にいつ殺されるかわからない不安にたたき込まれている。学校も病院も爆破されて、ガザの人たちが安全な場所なんてどこにもない。このような状況を生み出しているイスラエル軍、そして岸田政権も今すぐ倒さなければいけない。
 どうやって倒すのか。私たちが心で祈っているだけではなく、声を上げて行動を大きく巻き起こすこと。ガザが最新鋭の兵器の実験場とされている状況に対して、今、命がけで決起しているパレスチナの人たち、そして世界中で行われているパレスチナ連帯のデモと共に、日本の私たちが「岸田政権を倒せ」「ガザ虐殺をやめろ」の声を上げることが本当に重要です。これが歴史を、時代を変える力です。
 今、世界を見てもウクライナで、中東で、さらに東アジアで、3正面で世界戦争の危機が火を噴いています。まさに今が歴史の分岐点です。私たちの行動一つが大きな意味を持っている。今、日本は国連でもイスラエルの虐殺に何一つ抗議もせず、休戦や停戦の決議に棄権や反対をしている。議会とか、そういう今の帝国主義の権力機関によっては、この戦争は終わらないんだ。労働者民衆の国際的な反戦デモ、実力行動を共に巻き起こしていきましょう。
 今日のデモには街宣右翼が妨害に来ると言われています。私たちは、岸田や上川外相の先兵として登場している街宣右翼を絶対に許さず、一歩も引かずデモを打ちぬいていきます。共に声を上げましょう。
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