１０・８三里塚集会の発言（抜粋）

闘魂ますます盛んなりの心で闘う
　敷地内天神峰　市東孝雄さん

　２月15日の代執行から８カ月が過ぎました。皆さんの本当に温かいご支援をいただき、ビニールハウス２棟とトイレ、それとユニットハウスを二つ造りました。
　確かにものと土地は取られましたけど、空港会社はそこに何もしていません。結局こっちにプレッシャーをかけるということくらいしかなかったみたいですね。私は（農地を）取られたからと言ってしゅんとなるような性格でもないし、皆様もいるし、私ひとりじゃないということで、これからもまた頑張ります。
　動労千葉をはじめとする闘う労働者と連帯し、それと市民運動や学生さんとの団結の力で、そして福島、沖縄、三里塚を一つの闘いとして、これからも「闘魂ますます盛んなり」の心で闘っていきます。皆さん、よろしくお願いします。

軍事空港反対貫き三里塚を大闘争へ
　敷地内東峰　萩原富夫さん

　岸田政権は泥沼化するウクライナ戦争に参戦し、「国防」を叫んで大軍拡と戦時体制化を進めています。浜田防衛大臣が発言した「平時からの民間空港の軍事利用」や政府の「公共インフラ整備計画」は、国家安全保障戦略の具体化です。成田空港では軍事利用はしないという１９７２年の取り決めを守らせなければなりません。軍事空港反対の三里塚闘争が、ますます重要になっています。
　天神峰農地への強制執行から８カ月。昨年10月から今年２月まで激闘の４カ月を闘いぬき、やれることはやりましたが、執行を止められなかった思いは拭えません。天神峰に行くたびに悔しさがこみあげます。奪われた農地は放置され、荒れ地となっています。怒りに震えます。
　体を張って闘いぬいた市東さんと反対同盟の闘魂は、ますます盛んです。市東さんを追い出し反対運動をつぶすという敵の狙いは、完全に打ち砕かれました。この点での勝利を皆さんと共有したいと思います。
　第３滑走路建設に向けた準備工事の10月開始、「新しい成田空港」構想と称する空港大改造など、戦争のための機能強化を粉砕しよう。南台農地を守るため、空港会社を圧倒するデモと傍聴闘争に決起しよう。福島・沖縄と連帯し、二度と強制執行を許さず、戦争を止めるために、三里塚闘争を大闘争へと発展させよう。共に闘おう！