団結ひろば 投稿コーナー

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週刊『前進』04頁(3312号04面04)(2023/09/25)


団結ひろば 投稿コーナー

ジャニーズ事件の根本原因
 東京 日比野 豊

 私の職場では、ジャニーズ事務所の話題で毎日沸騰している。この問題は創業者である故・ジャニー喜多川が、50年以上にわたり児童虐待・性加害に手を染めてきた大犯罪だ。その被害者はじつに数百人を超えるおぞましいものだが、ジャニー喜多川個人をこえた大問題であることが日々暴かれている。それはバブル崩壊以降の低迷する経済を支えるために、日帝資本とメディアが一体となってジャニーズを独占的に活用し、ファンクラブ1100万人を基礎にした巨大市場をつくりあげてきたことに根本原因があるからだ。名だたるスポンサー企業こそ、犯罪事実を百も承知でジャニーズに巣くってきたのだ。
 経営者の言いなりになれば出世? そもそも労働者の団結があればこんなことは起こらないはずだ!
 芸能労働者の犠牲の上に成り立つジャニーズは解体しかない。この「解決」の唯一の道は、米ハリウッドのように労働組合を結成することだ!

高松市で星野絵画展とデモ
 香川連帯ユニオン書記長 吉田康彦

 岸田は私たちの生活が物価高騰で苦しくてもお構いなしに軍拡を優先し、アメリカとともに台湾有事=中国侵略、世界戦争へと突き進んでいます。沖縄・南西諸島にはミサイルが次々と配備されています。
 私たちの地元、高松港も台湾有事を想定した岸壁整備案が政府から出されました。これは明らかな兵站(へいたん)準備、戦争準備です! 彼らは本気で戦争するつもりなのです。
 9月8日〜10日まで高松市美術館で星野文昭絵画展を開催し、期間中の9日には反戦デモを高松中央商店街で打ち抜きました。戦時下の今、口先だけの「戦争反対」や「護憲」は通用しません。「平和」を祈る、願うだけで戦争を無くすことは絶対できません。星野さんのように自らの存在をかけて体を張って自国の戦争政策と実力で対決し、戦争のない新しい社会を作る以外に生きる道はないのです。戦争に行かされ死ぬのも殺すのも労働者、そんな未来は絶対に嫌です。あいつらの勝手な戦争で死にたくない!
 今回のデモは、ひとりひとりが星野文昭さんに1ミリでも近づこうとして気持ちも新たにして、戦争とそれを強制する権力を絶対許さない強い団結で戦争反対を訴えました。反戦の声はアーケード街に響き渡り、声をかけてくる若者もいました。星野闘争こそ反戦闘争、反戦の砦(とりで)です。「戦争」の対義語は「平和」ではなく「革命」です。私たちは権力者の都合で死ぬために生まれてきたわけではない!
 「戦争絶対反対」を貫き、粘り強く職場、地域で反戦を訴え行動しよう。戦争の根源を断つ闘い、小さな内乱から、何としても革命をたぐりよせよう! 団結すれば絶対できる! 9・23東京反戦大デモから11月集会へ街頭、職場から闘いを広げ、新たな時代を共につくりましょう!

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