民営化阻止へ青年先頭に1万3千人 韓国 鉄道労組がスト
週刊『前進』04頁(3312号04面03)(2023/09/25)
民営化阻止へ青年先頭に1万3千人
韓国 鉄道労組がスト
(写真 「ゼネスト」と書かれたボードを掲げる韓国・鉄道労組の組合員)
9月14〜18日、韓国・民主労総傘下の全国鉄道労組(組合員約2万3千人)が4年ぶりのストライキを打ち抜いた。要求は、KTX(韓国鉄道公社が運営する韓国高速鉄道)とSRT(鉄道公社の子会社SRが運営する超高速鉄道)などに分割された高速鉄道の統合、職務給制導入撤回、4組2交代制の全面施行などだ。必須維持業務制度により約9千人が除外されたが、青年組合員を先頭に約1万3千人が参加した。
労組を目の敵として米日帝国主義との軍事的一体化を進めてきたユンソンニョル政権は、赤字を理由に競争体制導入=全面的な鉄道民営化を画策している。今回も鉄道労組を暴力集団呼ばわりして5千人以上の軍隊と警察をスト破りに投入した。しかし、民主労総傘下の各産別労組・市民団体が連帯行動に立ち、民営化阻止の闘いを全社会に押し広げていく展望を切り開いた。10、11月には公共運輸労組の共同ストが準備されている。この闘いに続こう!