団結ひろば 投稿コーナー

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週刊『前進』04頁(3310号04面06)(2023/09/11)


団結ひろば 投稿コーナー

東海第二原発再稼働阻止を
 茨城県労組交流センター 石井真一

 8月26日、水戸市で「STOP!東海第二原発の再稼働 いばらき大集会」が開催されました。
 動労総連合水戸と茨城県労組交流センターの仲間は、11・19労働者集会への結集を呼びかけるビラを手に会場前に登場しました。ビラの裏面は、7月30日に開催した「汚染水を海に流すな!いわき集会」の基調報告を印刷したものです。
 暑い中続々と結集してくる人は、汗をかきながら「汚染水の海洋放出は許せないね」「政府がうそをついていいのか」と怒りの声を口々に言ってビラを手にしていきます。「全くその通りです」と返しながら、用意したビラは全て無くなりました。
 昨年をはるかに超える600人が集まり会場は満杯となりました。集会は、漁業関係者の理解を得ないままに強行された岸田政権による汚染水海洋放出への怒りに満ちていました。
 私たちは、岸田政権と東京電力が8月末にも汚染水を海に流すことを宣言する中で、7・30いわき集会を開催し、いわき市内をデモ行進して労働組合として汚染水を海に流すことに反対の声を上げました。動労千葉、動労総連合水戸、京都府職労舞鶴支部などの労働組合が組織として反対の口火を切ったのです。
 その闘いが、8・24浪江現地闘争、8・26東海第二原発の再稼働阻止いばらき大集会、8月27日にいわき市小名浜で開催された国・東電による海洋放出反対全国行動につながっています。労働組合が闘いの軸に座って、怒りの声は広がるばかりです。岸田政権を打倒し、汚染水海洋放出を止めましょう。

久留里線廃線化阻止へ集会
 千葉 山中 久

 JR東日本による廃線化攻撃に対して、久留里・内房・外房の三つの地域を守る会の呼びかけによる「なくすな!久留里線 8・27講演集会」が、8月27日に久留里で開催され、150人が集まりました。
 久留里線と地域を守る会事務局長の司会で始まった集会は三つの守る会の各代表があいさつし、久留里線と地域を守る会代表は6千筆近く集まった廃線反対署名への感謝の意を示しました。内房線と地域を守る会代表は観光における鉄道の重要さ、社会インフラとしての鉄道を訴え、外房線と地域を守る会代表はワンマン運転化直後に発生した太東駅の骨折事故の原因がワンマン運転だと認めない当局の姿勢を糾弾しました。
 続いて伊藤康さん(千葉商科大教授)が講演し、環境経済学の観点から「鉄道は地域にとって存在すること自体に価値がある」と結論づけ、他路線の事例も紹介しつつ、利用しにくいダイヤになれば、利用は減らざるを得ない」と締めくくりました。
 質疑応答では、地域住民からの自分の言葉による各々の発言があり、それに伊藤教授も誠意をもって答え、その後は久留里線の存続を求める集会アピールを採択して閉会しました。
 廃線問題は国鉄分割・民営化の破綻の現れです。民間企業ぶりながら、ロクなサービス改善をしてこなかったJR当局に今後のあり方を問う資格はありません。問われるべきは分割・民営化失敗という事実です。これからも、地域になくてはならない運動として頑張ります。他の会とも一体になり闘う決意です。

自治労大会で反戦訴え共感
 北海道・全道庁労働組合 尾森宏行

 8月28日から自治労定期全国大会が函館市で開催され、地元北海道の自治体労働者の私は闘争に責任をとる立場で参加しました。
 大会前日、函館市内で開催された現業評議会総会の会場前で北海道の仲間と共にビラを配りました。「絶対反戦で闘う自治労へ」というビラの見出しを見て大半の参加者が受け取って私たちにあいさつを返してくれました。戦争絶対反対の訴えが全ての労働者に求められていることが実感できて元気がわいてきます。
 その晩、全国労組交流センター自治体労働者部会と北海道労組交流センターとの前夜集会が開催されました。集会では、自治労本部が戦争推進にかじを切っており歴史的な大会になろうとしていること、現場組合員は職場の現状や戦争に怒りを煮えたぎらせていて、展望を示し団結のより所となる組合が存在すれば必ず闘いに立ち上がることなどが確認され、決戦を全力で闘う決意が固まりました。
 大会当日朝、会場前で横断幕を拡げマイクでアピールをし、代議員らにビラを手渡し、広島ビジョン反対の署名を集めました。次々とビラがわたり、署名も集まりました。戦争絶対反対という私たちの訴えに耳を傾けている人も大勢いました。現場労働者は反戦闘争を闘う方針を求めていると強く感じました。

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