全国再審連絡会議 絶対反戦の星野闘争に 国賠勝利へ総会開く

週刊『前進』04頁(3309号04面02)(2023/09/04)


全国再審連絡会議
 絶対反戦の星野闘争に
 国賠勝利へ総会開く

(写真 星野全国総会に70人が集まり、岸田政権に対する絶対反戦の闘いを星野闘争として闘うことを確認【8月27日 東京・江戸川区】)


 2023年星野全国総会を8月27日、東京・江戸川区のしのざき文化プラザで開きました。自民党副総裁・麻生の「戦う覚悟」発言や日米韓軍事同盟の構築、放射能汚染水海洋放出など岸田政権による戦争策動への怒りが渦巻く中、星野闘争を反戦闘争としても闘う決意で全国から70人が集まりました。1年の闘いを振り返り、星野文昭さん、大坂正明さん、奥深山幸男さんが闘った沖縄闘争を引き継ぎ、絶対反戦の闘いを星野闘争として貫くことを確認しました。
 「星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議」共同代表の狩野満男さんが基調報告を行い、「国賠闘争は当時の徳島刑務所長・平良敦志(現在、東京拘置所長)の証人請求に上り詰めた。2月からの激闘を踏まえ、ウクライナ戦争、中国侵略戦争策動に対して沖縄闘争を闘い、改憲・戦争阻止!大行進運動と一つになって戦争を絶対に阻止しよう。国に星野さん獄死の責任を取らせ、戦争に向かう岸田政権と闘おう。裁判を通して無実が明らかになった大坂さんを直ちに保釈奪還するために全力を挙げよう。それらの集約として11・19労働者集会に大挙結集しよう」と提起しました。
 国賠弁護団から岩井信、和久田修、土田元哉の3弁護士が参加し、星野さん獄死の責任を徳島刑務所、東日本成人矯正医療センターに必ず取らせようと訴え、これは戦時下の国賠闘争だと強調しました。
 「星野国賠に勝利する全国運動」呼びかけ人の船木明貴さんが、実戦に向けて南西諸島に自衛隊が配備され、戦傷医療への医師の募集が始まっていることに警笛を鳴らしました。三浦正子さんは「先の戦争での銃後の母としての痛苦な歴史を二度と繰り返すまい。世界戦争・核戦争に対して小さな反乱から革命へ」と熱く思いを語りました。
 大坂救援会の飯島幸雄さんが前日の大坂奪還集会の熱気を紹介し、「沖縄闘争を今も闘い続ける無実の大坂さんを奪還しよう」と呼びかけました。全学連の学生は、若者の半数が戦争に反対であり、国家権力が最も恐れる実力闘争を今こそ強めようと訴えました。
 午後からの討論では、全国の救援会が星野闘争と反戦闘争を一体的に闘っていると発言し、「すべての人間が人間らしく生きられる社会」を今こそつくろうという熱意にあふれました。
 家族の訴えに立った星野暁子さんが「とてもいい議論ができた。戦争反対で闘おう」とアピールし、狩野さんが「すべての救援会から絶対反戦の闘いが報告された。星野闘争は絶対反戦だ。運動の変革・飛躍が求められている。全国の仲間は団結して頑張ろう」と総会をまとめました。
(星野全国再審連絡会議・S) 

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