8・5デモ 連合・芳野を目前で弾劾 教育労働者は戦争反対だ!
8・5デモ 連合・芳野を目前で弾劾
教育労働者は戦争反対だ!
暑さ真っ盛りの5日午後、原爆ドーム前に全国から400人を超える仲間が結集した。「教育労働者は戦争に反対する!8・5ヒロシマデモ」の始まりだ。
出発集会では、今日のデモを「ヒロシマ大行動」のスタートとして、戦争推進の岸田打倒闘争の開始とすることが確認された。
いよいよデモ出発。コールが始まった直後、コーラーに急遽(きゅうきょ)伝令が飛び、「戦争推進の連合イラナイ! 芳野も清水も今すぐやめろ!」のデモコールが響き渡った。なんと連合会長・芳野友子が私たちの目の前にいたのだ。笑顔でこっちを見ていた芳野は、コールが切り替わった途端、顔が引きつりテントの奥に消え去った。連合も日教組本部も「砂上の楼閣」だ。現場の闘いでぶっ倒せる。始まりから気合十分で戦闘的デモを打ち抜き広島の街を席巻した。
午後4時からの全国教育労働者交流集会には70人近い仲間が結集。最前列に韓国・全教組テグ支部の6人が陣取り、1時間のミニ集会ながら国際連帯も勝ち取った。
交流討論は日教組奈良市をはじめ、東大阪市、三浦半島、東京の仲間、さらに広島100人声明、そして九州からは「8・9」アピールを受けた。「職場で倒れることも、戦争で殺し合うことも拒否できる闘いと組織を建設しよう!」という日教組奈良市のスローガンは、ここに集まったみんなに共通する気持ちだ。
教育労働者には「戦争」という選択肢はない! 11・19労働者集会に「戦争絶対反対」の教育労働者の大結集を実現しよう。
(神奈川 K)
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反戦貫く労働運動の登場を
自治体労働者集会に90人
(写真 全国自治体労働者交流集会) 8月5日午後、原爆ドーム前からのデモの熱気をみなぎらせて全国自治体労働者交流集会inヒロシマが会場を埋めつくす90人の結集で勝ち取られました。
大阪・豊中市職の深町加代子さんが基調報告。①「G7広島ビジョン」粉砕を掲げ8・6ヒロシマから8・9ナガサキへ、サミット粉砕決戦が切り開いたとてつもなく大きい情勢をさらに爆発させよう。②自治労広島市労働組合の攻防は自治労本部そのものとの闘いであり、自治労・日教組の産業報国会化と対決し反戦基軸の階級的労働運動をつくりだそう。③戦争協力の連合と決別し闘う自治労の旗を掲げて11・19日比谷に自治体労働者の大隊列を登場させよう、職場で街頭で戦争反対を大胆に呼びかけよう、と訴えました。
自治労広島市労働組合副委員長の住廣美智子さんはヒロシマの労働組合が反核スローガンを降ろすことは考えられないこと、反対の署名活動をしたら執行委員会から排除し県本部の言うことには従えと脅す許しがたいことが起きていると報告。自治労函館大会に登場して全国の組合員に訴え、自治労を闘う組合に変えていく決意を表明。奈良市従業員労組の仲間と登壇した吉谷宏子さんが粘り強く闘い勝ち取った書記解雇撤回の高裁勝利判決を報告。さらに自治労・自治労連傘下で広島と全く同じ戦時下の攻防となる中での、組合員の決起と闘いの前進が次々と報告され、11・19集会の大結集で「赤紙を二度と配らない」闘う自治体労働運動を再生する展望を確信させる集会となりました。
(広島県労組交流センター自治体部会・福井利明)
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戦争の放火者=岸田打倒を
青年集会 オキナワとヒロシマ結び
8月6日、「オキナワとヒロシマを結ぶ全国青年労働者交流集会」が広島市内で、同日早朝のデモを闘った高揚の中で行われた。
連帯挨拶には全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部の赤川純執行委員、全国金属機械労組港合同昌一金属支部の木下浩平支部長、愛媛県職員労働組合の原祥吾執行委員、改憲・戦争阻止!大行進呼びかけ人の洞口朋子杉並区議会議員が立った。基調を報告した山田和広動労総連合青年部長は、「8月6日の広島」にやってきた岸田を倒すために自分たちは集まったのだと強調し、世界戦争・核戦争を絶対に阻止すること、「戦争の放火者・岸田」打倒の決意とともに、11・19全国労働者総決起集会への全力での決起を訴えた。
その後、自治労広島市労働組合の住廣美智子副執行委員長は「反核・脱原発」「非正規職の組織化」を放棄する組合のあり方と対決し、自治労函館大会へ全国の仲間と集まって闘うことを訴えた。
台風で参加できなかった沖縄コールセンター労組の仲宗根光洋書記長からの連帯メッセージ紹介に続き、動労総連合水戸の照沼靖功委員長が発言。軍事輸送路線は残しながら地方ローカル線の全面廃線化に乗り出すJRを弾劾した。また、新たに動労総連合水戸を立ち上げた闘いの教訓を語り、「1人が立つから『一緒にやろう』という人も現れる。支え合って闘おう」と訴えた。集会は成功し、参加者は団結を固めた。