オスプレイ配備反対 佐賀駐屯地工事に抗議 被爆者が戦争反対訴える

発行日:

週刊『前進』04頁(3303号03面03)(2023/07/17)


オスプレイ配備反対
 佐賀駐屯地工事に抗議
 被爆者が戦争反対訴える

(写真 佐賀空港へのオスプレイ配備のための工事が始まった自衛隊「佐賀駐屯地【仮称】」に対し「オスプレイ配備阻止!」「ヒロシマ・ナガサキから核戦争を止めよう」と抗議行動【7月9日 佐賀市】)

 7月9日、改憲・戦争阻止!大行進・九州の呼びかけで「オスプレイ配備反対!佐賀駐屯地建設抗議行動」が行われました。
 6月12日から防衛省は佐賀空港へのV22オスプレイ配備を狙った自衛隊「佐賀駐屯地(仮称)」の建設工事を開始。建設予定地は大半が有明海漁協が所有する土地ですが、県は漁協との間で取り交わした公害防止協定に記された「自衛隊と共用しない」の覚書をほごにして用地買収に反対する地権者の意志を踏みにじりました。配備予定のオスプレイは木更津に暫定配備されており、2025年7月を期限として工事はほぼ24時間、土日も休みなく続けられています。
 佐賀空港へのオスプレイ配備は、長崎県佐世保の陸自水陸機動団を戦場に輸送するためです。水陸機動団は敵が制圧する地域に侵攻することを目的につくられた侵略部隊「日本版・海兵隊」です。
 在日米軍も軌を一にして7月10日から「空飛ぶ棺おけ」と言われるオスプレイの最低飛行高度を従来の地上150㍍(航空法の最低限)から60㍍に下げると決定しました。住民の命や生活など一顧だにせず、軍事基地を拡大することなど絶対に許せません!
 8・9ナガサキ反戦反核行動を呼びかける被爆者の土井玞美子さんが婦人民主クラブ全国協福岡支部と共に参加し、車両搬入道路に立ちふさがって「絶対に戦争・核戦争をさせていけない」と訴えました。動労総連合九州、合同労組レイバーユニオン福岡は、居並ぶ作業員、警備員に「戦争協力を拒否しよう」と訴え、「実力で工事を阻止する」と宣言しました。
(大行進九州・山本進)
このエントリーをはてなブックマークに追加