団結し福島の海守れ 郡山で講演報告会

週刊『前進』04頁(3302号04面03)(2023/07/10)


団結し福島の海守れ
 郡山で講演報告会


 6月17日、福島県郡山市で6・17福島―沖縄講演報告会を開催した。5月沖縄闘争報告と福島県浜通りの漁民の訴えをわがものとして、汚染水海洋放出を止めるための号砲として大成功した。
 3・11反原発福島行動の椎名千恵子さんは「原発は核武装の道」と弾劾し、「きぼうの牧場 よしざわ」の吉沢正巳さんは「汚染水が海洋放出されれば、福島の豊かな漁業はダメになってしまう。地元から抗議の抵抗をするしかない。闘うしか道はつくれない」と熱く訴えた。
 5・13沖縄集会のビデオ上映など5・15沖縄闘争報告が行われた後、福島県浜通りの漁民Aさんが講演。「私たちが何か悪いことをしたのか。何もしていないのに(3・11から)今までの苦労をないがしろにする汚染水の海洋放出は許せない。一致団結して福島県の古里を守らなくてはならない。子どもたちに迷惑をかけないためには今声を上げよう」と熱く訴えた。
 その後、3・11反原発福島行動共同代表であり全国農民会議共同代表の鈴木光一郎さんが主催者として「漁民も農民も、命を預かり生産するものは(命を守るという)原点をなくしてはならない。岸田がやっている戦争政策に絶対に屈しないぞと、ならぬものはならぬと頑張っていこう」とあいさつした。闘う者たちの団結を確信できる会となった。原発汚染水海洋放出阻止、岸田の戦争―核政策粉砕の闘いに共に立とう。
(福島農民・柳沢幹男)
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