階級的労働運動を再生し新自由主義終わらせよう
階級的労働運動を再生し新自由主義終わらせよう
JR再編攻撃との闘い
闘いの力で鉄道守り抜く
動労千葉書記長 渡辺剛史さん
JR東日本は「変革2027」で、2027年までに政策を進め目標を達成するとしてきましたが、コロナで目標を前倒しで達成しなければいけないということが起こり始めました。その中で行われているのが業務融合化であり、広い範囲の駅を一つの職場として運用する統括センター化です。7月1日には乗務員と営業統括センターの兼務が始まり、運転士・車掌に駅の仕事もさせようとしています。鉄道部門を4千人削減し、少ない人数で鉄道を回す攻撃が来ています。
4月26日の日経新聞で「JR東日本は鉄道を持つIT企業になる」と深澤社長は明言しました。私たちはIT企業に就職したわけではありません。鉄道会社に就職したんです。全ての労働者は自分の仕事にプライドを持っていると思います。乗務員に片手間で駅の仕事やグループ会社の仕事をさせるのが今の攻撃です。運転職場では若い社員が悲鳴を上げている。融合化で行路の中に「その他時間」が設定され、駅の仕事などをさせられています。
JR東日本で離職率が上昇しています。5万人の社員のうち約500人が退職なり転職なりしている状況です。グループ会社も含め全てのJRで要員が逼迫(ひっぱく)しています。私たちの闘う力で鉄道を守り、前に進んでいきたいと思います。私たちは鉄路に生きる。闘う労働運動を共に復権させましょう。
動労総連合からの訴え
戦争体制づくりの芸備線廃止許さず
動労西日本書記長 山田和広さん
JRの全ての攻撃は戦争体制をつくるための労働組合破壊です。JR西日本は鉄道カンパニー制や支社の統括本部化でローカル線を廃止し、軍事物資輸送に特化しようとしています。
芸備線の廃止を阻止し、人員削減・労組つぶし・安全破壊と闘い、全力で11月労働者集会へ向かいます。
米坂線廃止の攻撃に絶対反対で闘う
動労総連合・新潟委員長 杉野彰さん
JR東日本は昨年夏の水害で不通になっている米坂(よねさか)線について、路線の存続を含めて自治体と協議すると発表しました。JRは復旧費用も出していません。鉄道の維持を考えていません。
これは一企業の問題ではなく、戦争国家づくりの問題です。私たちは廃線絶対反対で闘います。
JR各社は鉄道を切り捨てて金もうけに突き進んでいます。このJR体制を打倒しましょう。
動労総連合の旗の下に新組合を結成
動労総連合水戸委員長 照沼靖功さん
3月8日、動労総連合水戸を結成したことを報告します。戦争情勢下、動労千葉と共に、動労総連合の旗の下に、JRの攻撃を絶対に粉砕するという決意で組合を結成しました。
困難はたくさんあると思います。でも、久しぶりに職場前でビラを配ったら、若い人もニコニコしながら受け取ってくれる。職場に入ったら声をかけてくる人もいて、やってよかったと思いました。
JR水戸支社では5両編成のワンマンが次々と拡大しています。「このままで大丈夫なのか」という声が職場から出ています。私たちが力を発揮してJRの攻撃を粉砕する闘いをし、それを通して1人でも2人でも獲得できる組合にしたいと思います。そして、戦争に突進する岸田政権の打倒へ共に闘う決意です。
韓国からのメッセージ
ゼネストで民営化を阻む
全国鉄道労組委員長 チェミョンホさん
韓日国際連帯20周年を迎え、動労千葉の同志たちと日本の闘う同志たちに、全世界の労働者の団結と闘争を願いごあいさつ申し上げます。トゥジェン!
私は鉄道労組ソウル本部長だった2月に動労千葉を訪問し、交流しました。同志たちの闘う力を受け止めて韓国に戻り、労組の委員長に当選しました。当時、集会に共に参加し、日本の労働者の闘いとJRの構造調整の状況など多くを知ることができました。
日本の国鉄が1987年に分割・民営化される過程で1047名の解雇者が発生したと聞いています。36年の長い歳月を絶え間なく解雇撤回闘争を継続し、ついにその解雇が国家的不当労働行為であったことを認めさせた同志たちに尊敬の拍手を送ります。
資本主義社会である日本と韓国において、労働者の状況はさして変わりないと思います。ユンソンニョル政権は建設労組を弾圧の標的にし、ヤンフェドン烈士が焚身(ふんしん)で抵抗しました。ユン政権が死に追いやったのです。
韓国の労働者たちは、民主労総を中心にゼネスト闘争を準備しています。われわれ鉄道労組も、高速鉄道分割を固定化し鉄道を民営化しようとするユン政権に対するストライキ闘争準備の最中にあります。
休む間もなく闘う日本の同志の皆さん! 皆さんの粘り強い闘いは必ず勝利すると信じます。「闘う労働組合と労働運動を再生させ、JR東日本の構造調整を粉砕し、軍事力強化に反対」する闘争で必ず勝利するでしょう。1047名の解雇撤回も同志たちの闘いで成し遂げられると信じます。同志たちの闘いを支持し、連帯します。
ユン政権との対決を貫く
民主労総ソウル地域本部長 キムジノクさん
全世界の労働者の闘争の日であるメーデーに、信じられない事件が起こりました。正当な労組活動を恐喝・脅迫だと弾圧するユン政権に対し、建設労働者が自ら焚身したのです。韓国労働運動の現実を50年前に戻してしまった事件です。民主労総と市民団体は決然と抵抗し、7月ゼネストを前に全国各地でユン政権と闘っています。日本の労働者の闘争に力強い連帯の喊声(かんせい)を送り、共に闘います。
また、広島で開かれた主要7カ国首脳会議(G7サミット)への憂慮を禁じ得ません。特に、福島原発の放射能汚染水海洋放出に加勢した韓国のユン大統領を批判します。汚染水の海洋放出が、その時だけでなく次世代の健康と環境にも途方もない被害をもたらすことは明らかです。民主労総ソウル本部は「放射能汚染水海洋投棄反対ソウル行動」を結成し、署名宣伝などを行っています。
今年は民主労総ソウル地域本部―動労千葉の交流20周年です。いつも健康で笑いながら闘い、連帯する姿を示しましょう。
東アジアでの戦争阻もう
全国鉄道労組ソウル地方本部
韓日国際連帯20年は、国際労働組合交流史の非常に大きな成果です。韓日国際連帯はまた、鉄道民営化に立ち向かう韓日鉄道労働者の共同闘争連帯です。6・18集会を通じてJR東日本の労組弾圧と構造調整、労働強化、非正規職量産と鉄道安全を脅かすこと、地方線廃止などの攻撃に立ち向かい、力強い反撃を展開できるよう願っています。
ユン政権は韓米日同盟を強化しています。防衛産業を育成し莫大(ばくだい)な戦争武器を生産し、これを対外輸出という美名のもとにロシア・ウクライナの戦場に送っています。外交舞台では東アジア周辺国が中国、ロシア、北朝鮮に対する好戦的暴言を日常的に発し、東アジアの戦争危機を招来しています。
鉄道労組ソウル地方本部は、ユン政権による戦争危機の高まり、軍備拡張、平和破壊行為を黙過せず闘っています。さらに、東アジアの平和と戦争反対、軍縮のために動労千葉と共に闘うことを望みます。
動労千葉と鉄道労組ソウル地方本部の友情と連帯が一層強くなることを望みます。間断なき国際連帯で手を握り共に闘いましょう。
動労千葉の解雇同志たちの復職闘争勝利のために! 東アジアの平和のために! 全世界の労働者の人間らしい暮らしのために!