青年集会 ストの勝利感を共有 サミット粉砕誓う
青年集会
ストの勝利感を共有
サミット粉砕誓う
5月14日、「オキナワとヒロシマを結ぶ全国青年労働者交流集会」が沖縄市で開催されました。大阪市職労の赤田由行さんが基調報告を行い、3度目の世界戦争の危機が迫る中で沖縄を再び戦場にする攻撃を弾劾し、「労働組合が戦争協力拒否の闘いを巻き起こす時だ」と提起しました。また、沖縄コールセンター労働組合のストライキが階級的労働運動再生の展望を切り開いていることを明らかにし、闘いへの支援とG7サミット粉砕闘争への決起を訴えました。
沖縄コールセンター労組は、退職強要、労組解体を狙う事業所移転攻撃に対するストライキ闘争について報告しました。ストを牽引(けんいん)した仲宗根光洋書記長は、移転反対署名が「仲間が去っていくのは我慢ならない」という職場の怒りに火をつけ、労働者200人ほどの職場で114筆もの署名が集まったと報告。そして、「過半数の労働者が事業所移転に怒っていると示した。スト初参加の青年から『ピクニックみたい』と感想が出るほど、職場からの支持を実感するストは楽しかった」と闘いの高揚を伝えました。
ストに初めて参加した2人の青年組合員は、「事業所移転でやめざるを得ない人もでる。声を上げなければと思い参加した」「経営は息をするようにうそをつくと言われて大げさだと思ったが本当だった」「団交で賃上げを『個人的要求』と言われて怒りを覚えた」「ストは楽しかった。抵抗がある人にも、みんなで声を上げることが大切だと伝えたい」「移転を組合拡大の機会にしたい」と、闘いの中でつかんだ確信をもって力強く発言しました。
その後、動労千葉の北村武執行委員からの連帯あいさつ、洞口朋子杉並区議からの連帯メッセージ、東京青年実、関西労組交流センターの発言が続きました。集会のまとめに立った沖縄コールセンター労組の富田晋委員長は、沖縄の自衛隊・米軍が大幅に強化されようとする現状に対し、労働組合の闘いと青年労働者の決起の重要性を語り、「青年運動をつくる挑戦に立ち上がろう。G7サミット粉砕闘争に決起しよう」と訴え、団結ガンバローで集会を締めくくりました。
集会に先立ち、1970年のコザ暴動の発祥地となった胡屋(ごや)十字路で街頭宣伝を行いました。コールセンター労組と共に全国の青年労働者・学生が旗を上げ訴えたことに、まばらな人通りにもかかわらず次々と支持の声が集まり、100枚以上のビラが受け取られ、20筆を超える反戦署名が寄せられました。(動労総連合青年部・片峯潤一)