5・17原爆ドーム前 被爆者先頭にサミット弾劾

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週刊『前進』04頁(3295号01面02)(2023/05/22)


5・17原爆ドーム前
 被爆者先頭にサミット弾劾

(写真 原爆ドーム前で記者会見を開いた。その後、厳戒警備をうち破り市街をデモ【5月17日 広島市】)

 5月18日の日米首脳会談、19~21日のG7広島サミット開催に反対し、8・6ヒロシマ大行動が17日、多くの外国の記者が詰めかける中、原爆ドーム前で会見を開き、被爆者を先頭に帝国主義強盗の核戦争会議に対する怒りの声を上げた。
 原爆ドームと平和公園一帯は18~21日まで立ち入り禁止とされる。警察・機動隊が広島市の街全体を制圧し、核戦争絶対反対、サミット反対の行動を封殺しようとしている。
 記者会見では、冒頭、大行動事務局の宮原亮さんがサミット反対の5日間の連続闘争に立つことを宣言。続いて、大行動を代表して被爆2世の一貫田康博さんが「G7広島サミットは核戦争をやるための会議だ。本当に許せない」と怒りを込めて発言した。大行動共同代表の室本けい子さんは「この物々しい警備こそが平和会議ではないことの証し。この広島で核兵器を容認するような会議をしてはいけない」と憤り、広島大学の学生は「平和を騙(かた)って広島から『反戦反核』を抜き去ろうとしている」と徹底弾劾した。
 会見後、市街地へデモに出発した。機動隊は隊列の前後左右を取り囲み大声を張り上げ弾圧。だがデモは、厳戒警備体制をうち破り、「核と戦争は絶対反対!」の声をとどろかせた。労働者が職場から手を振り、若者が機動隊の規制を乗り越え合流するなど、デモは大注目を集めた。ヒロシマを大軍拡と核戦争の正当化に利用する岸田らG7を許さず闘おう!

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