団結ひろば 投稿コーナー
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地域の仲間とともに23春闘
日教組香川三観地区教組委員長 片山元久
教育労働者は今、定額働かせ放題を強いられ、さらに戦争教育まで強制させられようとしています。香川連帯ユニオンの仲間とも議論を重ね、23春闘を、戦争絶対反対、「生きさせろ!」を実現する大幅賃上げの要求、の2点に絞って闘いを組みました。
3月30日、県教育委員会と人事委員会への申し入れ、県庁前での街宣を取り組みました。
教員の欠員問題は香川県でも深刻です。県教委への申し入れでは、教員の欠員問題の原因がどこにあるのかを管理主事に質問しましたが何も答えません。職場からは「県教委は全く反対のことをやっている。やるべきことは私たちの賃上げだろ!」「やったふりだけでなく、まじめに自分たちの仕事(欠員の解消)をしろ!」「説明会も税金でやっているんだろ! 金があるなら学校に回せ!」の怒りの声! その声を県教委にぶつけました。
人事委では、3月10日に下された埼玉教員超勤訴訟の最高裁判決を香川県は適用するのかどうか尋ねました。この「残業代を認めない」とする判決は、給特法(教員給与特別措置法)によって労働基準法を適用除外にできるという判決です。つまり、職務命令が出された勤務時間外の業務が査定の対象とまでなっているにもかかわらず、それを給特法の「基本給4%の教員調整額」の業務とした上で、労働時間として認めず「勝手にやっている」として、実質、労働時間や休日の概念さえも適用除外にしているのです。
その後、県庁前行動でビラをまき、プラカードをもってマイクで訴えました。
いよいよ新しい年度が始まります。最初の闘いは最初の職員会議です。ここで、さまざまな職務命令が出され、1年間の業務と権利の関係が確定されます。「教え子を再び戦場に送らない!」「生きさせろ!」の闘いはひとつです。具体的な行動を通して、組合を大きく強くしていきます。
久留里線の廃線化と闘おう
千葉 山中 久
JR久留里線の存廃問題で揺れ動く千葉県君津市で「久留里線と地域を守る会」の結成総会が3月26日に開催されました。
この総会は、昨年12月4日の集会(本紙3273号参照)を発展させて「JR久留里線の廃線に反対する署名」の多大な署名数の実現、さらにはJR東日本が久留里線を名指しして廃線化を示唆する情勢下での開催となりました。
総会は、結成総会準備会代表を勤めていた三浦久吉さん(動労千葉OB)のあいさつで始まりました。来賓あいさつでは、「内房線と地域を守る会」、「外房線と地域を守る会」が、それぞれの運動を紹介し、一介の市民運動ではなく、地域そのものを巻き込まなければならないとする決意も語られました。
結成総会に至る経過の報告、会規約、2023年度活動計画・予算案についての採決が行われました。さらに総会アピールを採択後、選出された各役員からのあいさつが行われ、盛況の内に閉会となりました。
ローカル線廃線問題は、国鉄分割・民営化の破綻の現れです。久留里線と地域を守る会は、地域になくてはならない運動母体となるために頑張ります。内房・外房の両守る会と連携し、共に闘っていく決意です。
大坂正明さんの裁判を傍聴
多摩連帯ユニオン 加納敏弘
3月23日、初めて大坂正明さんの裁判を傍聴しました。あの指名手配写真に励まされ続けた、ご本人が目の前数㍍のところにいるのは、感動でした。
それにしても本当に怒りに耐えないのは、裁判所の反動的な対応です。傍聴に入る際に手荷物検査を受けましたが、まるで傍聴者を犯罪者扱いしています。女性の検査を男性職員がやっている! みんなで抗議すべきです。
傍聴席に着いてから驚いたのは、大坂さんが入廷する際に、裁判所職員がずらっと傍聴席とその前の柵の間に並んだことです。まるで私たちが大坂さんを連れ去るのを阻止するかのように。裁判が始まったらさすがに退きましたが、裁判中職員は傍聴者を監視していました。それほどまでに彼らは、この弾圧の不正義性を自覚しているのです。
一瞬ですが、大坂さんが私の方を向いてくれました。私は会釈しましたが......。
裁判の内容は、星野裁判で証言したAO証人の公判調書の読み上げでした。公判では星野文昭さんに申し訳ないという気持ちから「取調調書はでっち上げだった」とAOは言っているのですが、検事はそれを逆手にとって「だから事件直後の供述は信用できる」と主張しているのです。
私たちは、厳島鑑定(AOらの供述調書が全く信用できないとした心理学鑑定)など有力な武器を手にしています。しかし本当に大坂さんを奪還するために必要なのは、裁判所を怒りで包囲することでしょう。
大坂さんは、手錠・腰縄姿で私たちの前に現れました。しかし、本当に監獄にぶちこまなければならないのは、でっち上げを行った元検事の中津川彰であり、国家権力です。
もっともっと傍聴に参加して、大坂さんと「面会」しましょう。