マイナ保険証は戦争攻撃 杉並区内で学習講演会 絶対反対のほらぐち区議再選へ
週刊『前進』04頁(3288号03面05)(2023/04/03)
マイナ保険証は戦争攻撃
杉並区内で学習講演会
絶対反対のほらぐち区議再選へ
(写真 提起を受けて活発に議論【3月21日 杉並区】)
3月21日、「マイナ保険証と大軍拡」学習講演会を「都立病院をつぶすな!」署名アクションの主催で、杉並区の高井戸地域区民センターで行いました。地元の医療・介護労組の役員が司会を担い、地域住民の方々が多く参加し、大成功しました。区議会で唯一マイナ保険証絶対反対を貫くほらぐち区議からもメッセージが寄せられました。
講師の山本志都弁護士は、マイナカードと保険証の一体化の危険性について「胎児期から亡くなるまで、医療だけでなく障害の有無や教育などの全データを国が一括管理して、徴兵制や戦争に利用するための地ならしが始まろうとしている」と提起。多くの質問・意見が出されました。
医療労働者は「マイナ保険証導入は労働強化、ミスにつながる。医療を提供する側・受ける側の双方が反対の声を上げることが重要」と訴えました。地域の高齢者の方は「マイナンバーカードには絶対反対。絶対反対すればマイナ保険証導入はできない」と語りました。保険証廃止・マイナ保険証への統合は、医療・皆保険制度の解体・命の選別であり戦争のためだと参加者全員が確信しました。医療・介護・福祉労働者を中心に、初対面の人たちが世代や性別を超えて討論し、マイナンバー反対を軸に戦争反対で一致できたこと自体がすごいことです。
介護現場で働く私は、介護保険証もマイナカードと一本化すると政府が打ち出したことで、マイナ保険証導入は戦争攻撃だと確信しました。医療・介護保険、障害の有無などの国民の情報を吸い上げる仕組みは国家の戦争体制づくりそのものです。医療・介護が命を奪う戦争に利用されるなんて絶対に許せない! マイナ保険証は廃止しかない!
医療・介護労働者の怒りと住民の戦争への怒りが結びつき「杉並から戦争とめよう!」の闘いが一歩前進しました。この力をもっと大きくし、区議選大勝利をもぎり取りましょう!
(一陽会労働組合・坪井静)