ストライキで闘う労働組合と共に 軍事輸送拒む動労千葉
ストライキで闘う労働組合と共に
軍事輸送拒む動労千葉
労働者の団結した闘いは社会を変え歴史を動かす力を持つ----全学連は、このことに確信をもって労働運動と連帯して闘っている。
労働者が国境を越えて団結し、自国政府の戦争政策に反対して闘えば、戦争も止められる。1年に及ぶ戦争は物価高騰を引き起こし、世界中の労働者が反戦デモやストライキに立ち上がっている。日本でその先頭に立つのが国鉄千葉動力車労働組合(動労千葉)だ。動労千葉はこの戦時下で「戦争・新自由主義崩壊―資本主義にNOと言える労働運動を!」と呼びかけている。この闘いの中にこそ私たち学生の未来もある。
動労千葉はJRの運転士や車両の検査・修繕業務に携わる労働者で組織された労働組合だ。新自由主義攻撃の出発点となった1987年の国鉄分割・民営化に対して首をかけたストライキで反撃し、現在も解雇撤回を貫き、組合の団結を守り抜いている。今年3月18〜19日には、ダイヤ改定を機に運転士に駅員などの仕事もさせる横暴なJRに抗議、大幅賃上げも求め春闘ストに立った。
昨年6月には、新・戦争協力拒否宣言を発した。米日が中国への戦争を仕掛ければ、日本の鉄道労働者も軍事輸送に駆り出される。どんな弾圧があろうと戦争への加担を拒否すると決断したのだ。今年2月12日の国鉄集会には、韓国の全国鉄道労組ソウル地方本部が参加し、「日本の大軍拡に反対する日韓鉄道労働者の決議」を共に上げた。日韓両政府が中国・北朝鮮との戦争に向けた軍事同盟構築に走る中、これに反対する日韓労働者の国際連帯行動だ。
また動労千葉は、労農連帯をかけて三里塚反対同盟と共に闘い抜いている。成田空港開港を前にした1977〜78年には、ジェット燃料輸送阻止のストに立った。
動労千葉のような労働者の闘いと共に世界戦争を阻止しよう。