芸備線廃止に絶対反対
週刊『前進』04頁(3286号04面05)(2023/03/20)
芸備線廃止に絶対反対
(写真 動労西日本が三次で集会 戦争のための国家改造として行われようとしている芸備線廃止に絶対反対を訴えてデモに出た【3月4日 広島県三次市】)
3月4日、広島県三次(みよし)市で動労西日本が呼びかけた芸備線廃止絶対反対集会とデモの第2弾が90人の結集で闘われた。「芸備線の廃止はしないと明確にしろ」という動労西日本の要求に不誠実な回答をしたJR西日本に、ストライキを宣言する場になった。動労西日本の原田隆司委員長があいさつで、「戦争に反対する労働組合として廃線化と闘う。3月17日、福知山駅でストライキに決起する」と宣言した。
山田和広書記長が基調報告で、戦争のための国家改造としての在来線廃止と闘い、日本のウクライナ戦争参戦と中国侵略戦争を絶対に阻止し、安全を破壊するJRの人員削減・大合理化と対決して春闘勝利・ダイヤ改定反対のストライキに立ち、統一地方選勝利から4・25尼崎事故弾劾闘争、5・19G7広島サミット粉砕へ闘うことを提起した。
動労総連合の川崎昌浩書記長が久留里線廃止反対の闘いを報告した。私鉄労働者と自治体労働者が決意を述べた。可部線廃止が強行された安芸太田町の大江厚子町議は、自治体を破産させる岸田政権の大軍拡を弾劾し、戦争と廃線は一体の攻撃であることを暴いた。動労西日本の執行委員は、地元の高校生が芸備線・福塩線の廃線に反対するリーフを作って三次駅に置いている事実を紹介し、久留里線と芸備線の廃線に対し東西同時に闘っていることの重要性を強調した。広島からサミット粉砕の闘いが呼びかけられ、学生は三里塚のように実力闘争を復権させようと訴えた。
岡崎昭夫副委員長が集会宣言を読み上げ、戦争阻止と廃線反対・鉄道の軍事利用反対を一体のものとして闘う方針を鮮明にさせた。
集会後、JR三次駅と三次市役所一帯を一周するデモが打ち抜かれた。
(動労西日本書記長・山田和広)