三里塚はこんなことでは負けない 反対同盟の新たな決意

発行日:

週刊『前進』04頁(3283号03面02)(2023/02/28)


三里塚はこんなことでは負けない
 反対同盟の新たな決意

権力に負けず団結して楽しく闘おう
 天神峰 市東孝雄さん

 皆さん、おはようございます。この大変ななかで一晩がんばっていただきました。けがは、誰もしなかったですか? すり傷は俺もあるけれど(笑)。
 これから長い闘いになると思いますが、皆さんとの団結でこれからも権力に負けず、がんばってやっていきましょう。何しろ今年は「楽しい闘争」ということで打ち上げていますんで、そういう気持ちで皆さんとともにがんばっていきたいと思います。

怒りを爆発させて闘う全学連に感動
 東峰 萩原富夫さん

 皆さん、ご苦労様でした。やっぱり、やっているうちに怒りがわいてくるんですよね。どうしてもね。「こんなことが許せるか!」っていう気持ちになるんですよ。
 全学連を先頭にがんばったんですけど、学生の皆さんが本当に怒りを爆発させて、空港廃港、市東さんの農地を守るということにかけて闘ってくれたことが本当にうれしかったし、感動しました。で、いつの間にかジャバラも倒れているし、おーっと思いました(笑)。夜中じゅう皆が力を抜かないで、必死にがんばってくれました。本当に頼もしく感じましたし、これまで3カ月間、皆さん本当にご苦労様でした。
 そして、今日から新たな闘いに入っていきたいと思います。三里塚はこんなことでは負けませんし、くじけません。ともにこの経験を生かして、団結してこれからもがんばっていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

また一歩前に進み次の時代切り開く
 事務局員 伊藤信晴さん

 2日にわたる激闘、皆さんのふんばりに本当に感激しております。私自身、市東さんが「明るい未来のために闘う」ということで、この闘いに突入しました。学生たちの一人一人が自立していること、強さを非常に感じました。市東さんが言う「明るい未来」がここに開花する展望を示してくれました。
 反対同盟は感謝しております。そうした皆さんとともに闘い抜いてきたがゆえに、反対同盟はまた一歩前に進めるという確信をもっております。市東さんは次の作業に向けて準備しております。市東さんのがんばりとわれわれのがんばりを一つにして、次の時代を切り開いていきましょう。

われわれは勝ったNAAを許さない
 決戦本部長 太郎良陽一さん

 これまでの闘いでは機動隊が必ず先に攻撃をかけてきて、何度も悔しい思いをした。現闘本部の強制執行もそうでした。だから今回は「強制執行が来るなら体制をとろう」ということで、機先を制する闘いをどんどんやってきたわけです。強制執行を想定した形でずっとやってきました。「来るなら来い」という市東さんの話を受け、来ることを想定して、いろんなことを考えてきました。
 今回の強制執行に対して、われわれは団結して一丸となって、勝利する闘いをやりきった。数は少ないけれどやりきった。だから、一晩中闘っても全然われわれはへこたれなかった。これからも皆で協力して、世の中の闘いを切り開いていきましょう。
 市東さんの畑で工事が進められていますが、執行官すら、まだわれわれに対して姿を現していません。こういうことをやるNAAを絶対に許さない。市東さんがまたがんばっていける足場を皆でつくりましょう。

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