農地死守!徹夜の激闘12時間

発行日:

週刊『前進』04頁(3283号03面01)(2023/02/28)


農地死守!徹夜の激闘12時間






 2月15〜16日の12時間にわたる機動隊との激闘を経て、三里塚反対同盟は早朝の集会で闘争の勝利と新たな決意を表明した。反対同盟は直ちに緊急声明を発し、闘いを呼びかけている(別掲)。反対同盟と固く団結し農地死守・成田軍事空港粉砕へ闘おう。
 ❶15日午後8時、執行官の宣言もなく機動隊数百人が市東孝雄さん宅前に押し寄せた。市東さんと反対同盟はスクラムを組み、機動隊と対決した。全学連らは看板やぐらの前でスクラムを組み、やぐらの上では全学連の2人が高所籠城(ろうじょう)に決起した。
 ❷午後10時、看板やぐらの前から排除された部隊が、完全武装の機動隊との肉弾戦に決起。警察が用意した鉄製の伸縮式車両阻止柵(通称ジャバラ)を女子学生を先頭に実力で引き倒し、機動隊につかみかかり、引き倒し、透明の盾やヘルメット、指揮棒などを奪い取った。
 ❸16日午前0時、市東さんの畑に重機が突入し、ビニールハウス、農機具小屋などを破壊。看板やぐらで高所籠城を続ける全学連2人が旗を振り、渾身(こんしん)の戦闘的アジテーションを行った。午前3時、警察は高所作業車で2人を排除しようとした。2人は徹底抗戦し、公務執行妨害で不当逮捕。未明にも学生1人が不当逮捕された。
 ❹午前8時、強制執行が続く中で市東さん宅で集会を行った。卑劣・違法で暴力的な強制執行を反対同盟先頭に徹底弾劾するとともに、3カ月におよぶ強制執行阻止闘争、とりわけこの2日間の激闘の勝利を確認した。
三里塚はこんなことでは負けない

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