解雇撤回へ国鉄集会
解雇撤回へ国鉄集会
戦時下の労組弾圧と国家改造粉砕へ
関西 3労組がそろい
関西国鉄集会が2月10日、大阪市港区民センターホールで開かれ、100人が結集した。
全国金属機械労組港合同の中村吉政委員長が主催者あいさつで、JR京都線が雪で止まり、乗客が11時間も車内に閉じ込められた大事故を弾劾した。
動労千葉の山田護特別執行委員は、1047名解雇撤回裁判に井手正敬・JR西日本元会長と深澤祐二・JR東日本社長を必ず引き出すと決意を表した。
全日本建設運輸連帯労組関西地区生コン支部の武谷新吾書記次長は、3月2日に大津地裁で行われる湯川裕司委員長の判決公判に集まり実刑粉砕をと訴えた。
1月9日の組合大会で動労西日本の新委員長になった原田隆司さんが、軍用列車の運行を優先してローカル線を廃止する国家改造攻撃を弾劾、3月4日に三次で行われる芸備線廃止反対集会への決起を訴えた。
動労西日本の山田和広書記長が基調報告。日米帝国主義の中国侵略戦争阻止へ、動労千葉・関生・港合同の3労組共闘を発展させ、JR3月ダイヤ改定にストライキを含む実力闘争で反撃し、4・25尼崎闘争から5・19広島サミット粉砕決戦に立とうと訴えた。
高槻市議選に挑む高槻医療福祉労組の村山裕子委員長を先頭に決意を表明、港合同の木下浩平執行委員が集会をまとめた。
戦争絶対反対貫く闘う労組の建設を
九州 困難に屈しない
国鉄九州動力車労働組合と福岡県労組交流センターが呼びかけた国鉄集会が2月19日、福岡市内の「ももちパレス」で開かれた。
福岡県労組交流センターの柴田利博代表が主催者あいさつで、市東孝雄さんの農地を強奪する三里塚での強制執行を徹底弾劾し、戦争を止める労働組合の建設を訴えた。解雇撤回へ不屈に闘う虹ケ丘学園労働組合の野下英二委員長が連帯あいさつを行った。
国鉄九州動力車労組の羽廣憲委員長が基調報告で、「どんなに困難で裏切り者が出ようと、戦時下で戦争絶対反対を貫き、解雇撤回へ闘う。連合が戦争翼賛に転落する中、反連合・反全労連を掲げる労組交流センターが真価を発揮する時だ」と訴えた。
各団体が決意表明で三里塚強制執行への怒りを表明した。集会をまとめた柴田代表は、戦時下に闘う労働組合を甦らせ、2・23ウクライナ反戦集会―5月G7広島サミット粉砕決戦に総決起すると確認した。
鉄道の軍事利用と廃線を許さず闘う
北海道 11月大結集誓い
2月19日、国鉄闘争全国運動・北海道の主催で北海道国鉄集会が開催された。
司会者が三里塚の市東さんの農地を奪う暴挙を弾劾し、今年の11月労働者集会に向けた3労組の共同アピールを読み上げ、北海道からの大結集を訴えた。
国鉄闘争全国運動呼びかけ人の浅川雅巳・札幌学院大学教授が主催者あいさつで、廃線と共に進む鉄道の軍事利用を弾劾、3労組を軸に戦争阻止をと訴えた。
連帯あいさつで関西生コン支部を支援する北海道の会の木田博典代表が、「1047名裁判闘争を応援する」と発言した。
国鉄闘争全国運動事務局の白井徹哉・ちば合同労組書記長が、動労千葉に学び、非正規労働者も団結を拡大できる手ごたえをつかんだと講演した。
国鉄闘争全国運動・北海道は、国鉄分割・民営化の最大の破綻点になったJR北海道の現実を暴いた。また、防衛省が道内の陸上自衛隊全部隊を中国侵略戦争に投入するための鉄道利用を主張している事実を指摘し、反対の闘いを訴えた。
自治体労働者と闘う学生が発言。自交総連SKさくら交通労組の河野晃興委員長が、労働者の団結のみに依拠して闘う労働組合をつくる立場から、日常的な闘いの教訓を報告した。
動労総連合・北海道の成田昭雄委員長が1047名解雇当該として発言、雪で列車が止まるのは分割・民営化の結果だとJRを弾劾し、戦争阻止を訴えた。